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両親の愛は光、なのに私だけが闇の中
両親の愛は光、なのに私だけが闇の中
Auteur: ももよう

第1話

Auteur: ももよう
両親は娘を溺愛している。大学が始まるとすぐに、娘の藤原理香(ふじはら りか)の名を冠した研究棟を寄付したほどだ。

新作のバッグも、最高級のドレスも、残高一億円を超える銀行口座……理香の欲しいものなら、手に入らないものなどなかったのだ。

なのに、私・藤原理恵(ふじはら りえ)はそうではなかった。

「大学に入ったら、月の生活費は二万円よ。大都会でお金を持ちすぎると悪い子になるからね。女の子は節約が一番大事なの」

両親は私の自立心を育てると言って、家では私の食事を用意しなかった。その二万円で、一ヶ月間をやりくりしなければならない。

こうして計算すると、一日あたりの生活費はたった六百六十円、一食あたり二百円ちょっとしか使えないことになる。

だが私の大学では、一番安い定食でさえ四百円はする。

今年で十九歳になるというのに、栄養失調のせいで初潮すらまだ来ていなかった。

昨夜、空腹のあまり気を失いそうになり、私は母が養女の理香のために煮込んでいたスープを一口飲んだ。

次の瞬間、頬を叩かれた。

「この歳で盗みを働くなんて!」

言い訳の機会も与えられず、私は両親に地下室へ引きずられて反省を命じられた。

真夜中の十二時、苦しみのあまり血を吐きながら意識が遠のいていく中で聞こえてきたのは、両親が理香のために買った数千万円もする時計の鐘の音だった。

それは彼女の十九歳の誕生日プレゼントだった。

私の魂は体から抜け出した。床に横たわる冷たくなった体を見下ろしながら、涙が止め処なく溢れた。

「理恵、十九歳の誕生日おめでとう。どうか来世では、お腹いっぱい食べられますように。誰かに愛してもらえますように」

……

「お父さんもお母さんも、妹ばかり可愛がってる!あの子はあなたたちの実の娘でしょ。今日は私のスープを盗み飲みしたけど、このままだと、そのうち私を家から追い出す気なんじゃないの!」

理香の甲高い泣き声がリビングに響き渡った。私が触れることすらできなかった骨董品を、彼女は次から次へと床に叩きつけて割っていく。

しかし、その目も眩むような高価な破片たちも、母の視線を奪うことはできなかった。母は今、いとおしそうに理香の手のひらを揉んでいる。

「何を言ってるの、ここはあなたの家よ。あなたを追い出すなんて、そんなこと言われると、お母さんは悲しくなるわ」

「実の子だとか養子だとか、そんなの関係ないじゃないか。理香、お前こそが俺たちの心の底から大切な宝ものなんだよ!」

商談の場では一切の容赦を見せない父でさえ、今は声をひそめるばかりだった。

少しでも語気を強めようものなら、理香が傷ついてしまうと心配しているようだった。

私の胸の奥が、刃物で切り裂かれたように激しく痛んだ。

まさか、実の娘である私が、養子にもらった娘にすら及ばないというのか。

「罰として、妹は地下室に閉じ込めておいた。もう二度とお前のものには手を出さない。お父さんが約束する」

「じゃあ、理恵のあのトロフィーはどうなの!?」

理香は母の手を振りほどき、その瞳に嫉妬の炎を燃え上がらせた。

「見たんだからね!お母さんたちが夜中にこっそりゴミ箱から拾ってたの!」

宙に浮かぶ私は、目を大きく見開いた。

両親はぎこちなく視線を交わすと、しばらく言葉を失っていた。

以前、両親が大学に研究棟を寄付したことがあった。その返礼として、大学側は理香に賞を授与したのだ。

理香がそれを家に持ち帰ると、両親は彼女を抱きしめて何度も頬にキスをし、その優秀さを褒めた。

私も優秀であれば、同じようにしてもらえると思った。

だから先月、私が全国大会の金賞を手に帰宅した時、母はそれを私の手から勢いよく叩き落とした。

必死に笑顔で機嫌を取ろうとする私を見下ろし、その声は氷のように冷たかった。

「理香が持っていないものを、わざわざ家に持ち帰って見せびらかすなんて、あなたって卑しい子ね。東都に来てまだ数年しか経ってないのに、もう見栄っ張りの嫌な子になっちゃったの?」

その目に浮かんだ嫌悪が、私の心を深く抉った。打たれてひりつく手のひらと同じくらい、心も激しく痛んだ。

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