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第214話

Penulis: みそ煮
last update Tanggal publikasi: 2026-06-16 12:22:06

時間は流れ、瀬奈が監禁されてから一時間が経過した。瀬奈は相変わらず、部屋に閉じ込められたまま彼を待ち続けていた。

「湊斗……まだ来ないのかな……」

部屋の隅で体育座りをしている瀬奈が、ポツリと呟いた。室内に誰もいないから、余計に寂しかった。

(違う……湊斗はこんなことをしたりしない……)

心の中でそう思っているはいるものの、やはりまだ彼のことを信じられずにいた。その間にも早く来てほしい、と瀬奈は心の中で祈り続けた。

(笑っちゃうわ……傍にいたときはあれほど離れたがっていたくせに……)

――こんな風に窮地に陥った途端、来てほしいだなんて。

いくら何でも都合が良すぎるのではないか。自分でもそのことを理解しているものの、いつまでも彼のことが頭から離れなかった。

瀬奈にとって湊斗は、永遠の王子様だった。今も昔も、そのことだけはずっと変わらない。彼にとってのお姫様が自分だったかはわからないが。

しばらくすると、閉ざされていた扉が音を立てて開いた。

(…………湊斗?)

もしや、湊斗が来てくれたのかと瀬奈は期待に胸を膨らませた。しかし――

「――待たせたな」

「……」

部屋に入ってきたのは湊斗では
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