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第1194話

Author: リンフェイ
「柴尾さんは、行動する時は目が不自由な人には全く見えませんね」

咲はその棒を元の場所に戻すと、淡々とした口調で言った。「慣れていますからね。この店ももう何年も経営しています。毎日同じことをするから、もうすっかり慣れっこなんです。身体が勝手に動いてくれる感じですかね」

店を開けると、咲は白杖を置き、慣れた手つきで店の中に置いてある鉢植えたちを外の店の前に並べ始めた。

「結城さんは、本日はどんな花をご所望ですか?」

咲は花を運びながら辰巳に言った。「結城さん、ゆっくりご覧ください」

辰巳は彼女がたくさんの鉢植えを運んだ後、やっと客として見ているのはやめて彼女のほうへ手伝いに行った。花屋の前に並べなければならないものを全て運んであげた。

花の植木鉢には花の名前が書いてあった。しかしそれは紙に書かれているものではなく、木の小さな板に刻まれていた。板に刻まれてあれば、咲が指でそれに触れた時に、お客がどの花を気にいったのかすぐにわかるのだ。

「君は目が見えないから、このような商売をするのは不便でしょう」

「不便であっても生きるためには続けないといけないので」

その咲の口ぶりはやは
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