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第1208話

作者: リンフェイ
この時、唯花の元へ理仁から電話がかかってきた。

その着信表示を見てから、笑って言った。「噂をすれば、彼からよ」

明凛は唯花に言った。「はいはい、ご馳走様。結城さんはあんなに仕事が忙しいってのに、しょっちゅうあなたに電話をかけてくるよね。彼があなたのことを本当に大切に思ってるのが見て取れるわ。もちろん、うちの悟も似たようなものですけどね。あ、まだ『うちの』じゃなかったわ。まだプロポーズされてないし」

唯花は理仁からの電話に出た。

「唯花、今途中だよ。あと十分で着くから」

「こっちに向かってるの?」

唯花は最初、突然理仁が来ることに少し驚いたが、すぐにその理由がわかったのだった。唯花がDNA鑑定の結果を取りに行くと言ったので、彼も一緒に行くと言ったのを思い出したのだ。

彼女が時間を確認すると、午後二時半で、すでに彼が午後の仕事をしている時間帯だった。

彼は多くの仕事を放っておいて、彼女と一緒に結果を取りに行ってくれるのだ。彼の中で唯花に関わることは、その大小に関わらずなんでも重要なことである。その全ては彼にとってはおおごとなのだ。

こんなに彼から愛され、大切にされて、まる
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