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第1325話

Author: リンフェイ
「コンコン」

この時ドアのノック音が響いた。

正一が部屋の外で尋ねた。「加奈子、もう準備できたか?早くしてくれよ、遅れてしまう」

加奈子は咲に嫌がらせをするのを止めた。今夜はこの咲をどこかの社長に売ってしまう計画なのだ、そうなればこの娘はもっとひどい目に遭うだろう。傷がついてしまえば、この娘に価値はなくなる。

「わかったわ」

加奈子は夫に返事をして咲に言った。「さっさと出なさいよ!」

咲は自分の白杖を手探りで掴み、歩き出そうとしたが、その瞬間手が空になってしまった。あの目の不自由な人が使う白杖を加奈子に奪われてしまったのだ。加奈子はその杖は傍らに放り投げ、咲に向かって言った。「パーティーに参加するのに、こんなもの持っててどうするのよ。

私についてらっしゃい」

加奈子は長女が声と足音が聞こえれば、それについて来られると知っているのだ。

咲は静かになった後、黙って加奈子に続いて部屋を出ていった。

柴尾正一はドアの前で少しイライラした様子で待っていた。そして二人が出てくると、彼は目の前の光景が輝いて見えた。義理の娘を暫く見つめてから加奈子に言った。「咲は本当にどんどん美人
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