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第1730話

作者: リンフェイ
「内海さん!」

隼翔が病室で彼女を呼んだ。

「東夫人、私が中を見てきます」

唯月はそっと自分の手を引き戻すと、くるりと向きを変えて病室に戻っていった。

美乃里は後について入らなかった。

唯月がいて、手伝いを求めないかぎり、美乃里夫妻は誰も中に入らず、二人きりにさせておいた。

息子の態度は悪く、気性も抑えられていないが、美乃里夫妻は息子が本当は唯月に世話をしてもらいたがっていることを知っていた。

夫のそばに戻って座ると、美乃里はため息をつき、こう言った。「私はあの時、頑固すぎたのよ。これからは、麗華さんのことをもっと習うべきね」

健一郎は妻に言った。「俺は何度も諫めただろう?君が聞かなかったんだよ。息子はもう若くないんだ。他の人ならこの年齢で、子供はもう中学生くらいになっている。うちの隼翔には恋人すらいない。珍しく彼が好きな人がいるのに、彼女が何度離婚しようと、息子が好きならそれでいいんだって。

だけど、君はどうしても聞かなかった。今は……ただ唯月さんが隼翔に自信を持たせ、治療に協力させ、早く退院してからリハビリを始めて、早く回復することを願うだけだな」

美乃里は顔を
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