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第2010話

Author: リンフェイ
明凛はこの時、唯花と詩乃の血縁関係が間違った結果なのかと思ってしまった。

「お母さんと伯母様は確かに本当の姉妹だよ。今ね、奏汰さんが柏浜に行ってるんだけど、ある女性を当主の座につける一族について調べたの。その一族の前任の当主は妹の策略にはまって命を落とした。そして、その夫を含めた家族みんな殺されたらしいわ。だけど、表向きには事故死的な扱いになっているみたいね。

その前任の当主には二人の娘がいたって。彼女たちは数十年前に失踪してしまい、その生死は確認されていないらしいの。その一族は黛家と言って、私のお母さんの旧姓も黛。だから、理仁はその一族とお母さんが関係あるんじゃないかって疑っているのよ」

明凛は目を大きく見開いて、驚愕していた。「嘘でしょ、そんな複雑な事情があったなんて」

これには、唯花の実母は本当に過酷な運命を持つ人だと言うしかない。

もし、本当にその黛一族の人間だったとすれば、生まれつきの令嬢だったはずだ。しかし、裕福な暮らしを奪われ、幼くして家族をみんな失ってしまった。

そして実の姉とともに児童養護施設に流れ着き、その後は養子として外に出された。しかし、それでも安定
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