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第2590話

Author: リンフェイ
小夏は淡々と落ち着いた様子で食事をしていた。母親がよそ見をしている隙にこっそりと酒をコップに注いで急いで飲み干した。忍が顔を向けてきた時には、素早くそのコップをテーブルの上に置き、何事もなかったかのように引き続き食べていた。さっき盗み飲みなどしたようには一切見えない。

その様子を見ていた弦は思わず笑ってしまった。

彼女のコップにたっぷりと酒をついであげたくても、将来義理の母親になるであろう忍は子供たちに厳しく、あまり酒を飲ませようとしない。客として来ている弦に付き合って少し飲むのだとしても、飲み過ぎるのは許してくれない。だから、家庭内で忍が決めている規律を乱すことは弦にはもちろんできない。

忍の自分に対する印象を悪くさせるわけにはいかないからだ。

「ええ、安川さんの同僚の息子さんと小夏を明日会わせたいんですって。道場の近くにある、あの内装が綺麗なカフェよ」

忍は話しながら携帯を夫の前に出して見せた。そして小声で尋ねた。

「見て、この男性、小夏に会わせるべきかしら?ちょっと太ってない?あまり運動はしないタイプよ」

力哉が携帯を受け取った時、大和が顔を寄せてきて、ちらりと見る
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