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第277話

Author: 大落
未央は少し離れたところにいる二人を見つめながら、瞳に疑問の色が浮かんだ。

絵里香はどうしてアンドレと一緒にいるのだろうか?

残念ながら、距離が遠すぎて、二人の会話が全く聞こえなかった。

未央は彼らに気付かれるのを恐れて、ただ影に身を潜めながら、静かに向こうの動きを黙って観察していた。

すると。

絵里香とアンドレは何か言い争い始めたようで、激しい口論になっていた。

主に、絵里香が自分のイメージに構わず、アンドレの鼻を指しながら大声で罵倒していたのだ。これほど激怒する彼女の様子を、未央は今まで見たことがなかった。

以前会った時の絵里香はいつも高飛車そうな態度で、偽善ぶっていたのだ。

こんなに感情的になった彼女は初めてかもしれない。

目の前に繰り広げられるシーンを不思議そうに見ながら、気付かれないようにじっとその場で動かなかった。

暫くして。

二人は話が合わなかったからか、絵里香は怒りに任せて去っていったが、アンドレはまだその場に立ち尽くしていて、顔色がひどく悪かった。

一瞬、空気が凍り付いたようになった。

未央は目を細め、博人を連れて何事もなかったようにアンドレに
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