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第37話

Penulis: 大落
その瞬間、周りの空気の流れは止まってしまったかのようだった。

瑠莉は口角を上げて、皮肉交じりの笑みを作った。

「西嶋さん、あなたが未央に対して、よその女に向けるその心の半分でもあれば、こんなふうに失望して去って行くこともなかったのに」

瑠莉はその一言を残し、彼のほうを向きもせずに帰っていった。

博人は呆然とそこに立ったままだった。この時、一本の電話がかかってきた。

「もしもし、西嶋理玖君のお父様でしょうか?」

博人の返事を待たずに先生の声が聞こえてきた。「理玖君が幼稚園で他のお友達と喧嘩してしまって、今から来ていただけませんか?」

「今すぐそちらに向かいます」

博人は我に返ると、大股で外へ出て行った。彼が幼稚園に駆けつけた時、理玖が一人で教室の隅のほうに立っていた。

理玖は両目を真っ赤にさせて、瞳からは涙が溢れていた。頭には殴られたのか腫れてたんこぶができていた。

博人は眉間にしわをきつく寄せて、小走りに彼に近づいていった。

「何があったんだ?」

理玖は顔を上げて何も言わず、小さな手でぎゅっと服を掴み、涙をぼろぼろと流し始めた。

暫くして、辛そうな顔で声を絞り
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