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第676話

Author: 大落
「心の声」カウンセリングクリニックは試営業前夜を迎えてきた。

未央は晴夏たちの新入スタッフを前に最後の実習を行い、診察の基本規則と秘密契約の重要性を説明した。彼女の顔は開業への期待に輝いていた。

クリニックの予約リストには既に数名の立花市の名家から来た人の名前が記され、全てが順調に行くようだった。

そこに最初の重要な患者が訪れてきた。

重度の産後うつ病を患う実業家の大塚(おおづか)夫人だ。

未央は優れた腕で大塚夫人の問題を見事に解けたのだ。

大塚夫人は帰る時、彼女を絶賛し、社交界に強く推薦すると約束してくれた。

しかしこの希望にすぐに陰が差し込んできた。

その夜、様子を見に来た悠生が悪い知らせを持ってきた。「未央さん、三条の部下の綿井綾が最近立花に来て、不良たちと頻繁に接触していると聞いた。君に危害が及ぶかもしれない、気をつけてくださいね」

未央は彼の注意に感謝しながらも、護衛を付けてくれるという提案は丁重に断った。

翌日、危機は予定通りに来てしまった。

【立花市の新しく開いた人気のカウンセラーの正体暴く】という投稿が地元新聞とSNSで急拡散した。

大塚夫人の相
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