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第14話

Auteur: 風由
窓が開き、秀明の冷たく痩せこけた横顔が見えた。

彼は咲和を一瞥することさえせず、ボディーガードにこう言った。「排除しろ」

ボディーガードはすぐさま車を降り、泣き叫ぶ咲和を引きずり離した。

そして、そのまま車は走り去った。

サイドミラーには、その場に崩れ落ち、絶望の中で泣き崩れる咲和の姿が映っていた。

秀明は目を閉じた。心に波風は立たず、ただ冷たい虚無感が広がるばかりだった。

今の彼には真由を探すこと以外、他の誰にも何にも興味がなかった。

いつの間にか、夜を迎えることが、秀明にとって新たな苦痛となった。

不眠症に悩まされ、大量の酒を飲まないと眠ることさえできなかった。

しかし、眠りに落ちても、無限の悪夢が待っている。

夢に出てくるのは、真由が溺れた時のあの白く絶望した表情、監禁され暗闇の中で怯え震える姿、そして爆発した瞬間の炎の海だ……

何度、駆け寄って救おうとしても、目に見えない壁に阻まれる。ただ、真由が飲み込まれていくのをただ見守ることしかできなかった。

極限の恐怖と痛みの中、秀明は汗びっしょりで目を覚ます。心臓の動悸が収まることはなかった。

気難しく、すぐ
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