LOGIN関東ででかい看板の西谷組二代目、光輝(みつき)。ある日歩いていたら肩がぶつかった。それをきっかけに出会った昇(しょう)。昇は光輝よりも強かった。光輝は昇を組に連れ帰り、自分のSPとして使うこととした。しかし昇の女子力は半端なかった。そんな中で巻き起こる極道ならではの事件。光輝の想いはどうなるのか?
View More@東海組「はぁ、でっかい屋敷。悪いことしなくても、この屋敷の一部で上納金ができそう」「それを言ってはなぁ…」 光輝が入り口でトラブってる「2代目が直々に来たのに追い返すのか?それがこの組の仁義なのか?」「光輝、この門?どうする?俺なら壊せるけど?」「様子見。破壊もご近所のカタギさんには目に毒だろう?」「ようこそおいで下さいました。2代目。後ろの二人は?」「俺のSPだ」「入り口でトラブルがあったようで、取り次いだ者には厳重に注意をしておきますね」 揉み手をするようにニコニコしている。 応接室に通された。「単刀直入に聞く。上納金が何故今月は多い?理由をはっきりさせてほしい」「それはですねー。こういうことですよ」 昇と涼は後ろ手に縛られて、俺は頭に銃口が当たっている。「いやぁ、林組の組長さんはよくしてくれます」 組長、暖炉から登場。暖炉の火と思われていたものは映像で本人が奥に潜んでいた。「西谷組の傘下は薬に手を出せないから窮屈で仕方なかったんですよ」「林組を潰してくれたみたいですね。俺の大事な…」「大事なってわりには組長が早々に脱走ってことで、組員の士気も下がり手を下さなくてもって感じでしたよ?」「うるせーな、クソガキが!」「それで、東海の親分はこの組長を匿った礼金が上納金になったんですか?」「まぁ、それもあるが。いずれ俺が仕切る組だ上納金に多少ポケットマネーが混ざってても問題ないだろう?俺の組になるんだから」「はぁ、そうか」「では、光輝組長さようなら」そして銃に力を込めた。「昇!涼!」光輝は呼んだ。「「イエス、ボス」」昇も涼もとっくの間に仕込みナイフで縛られた縄を解いていた。 光輝に向けられている銃を蹴り飛ばし、逃げようとする林組長・東海組長二人を気絶させる。その後、わらわら騒ぎを聞きつけて湧いてきた組員に、「西谷組、二代目光輝とそのSPだ」と名乗った上でかかってきた東海組員を昇が気絶させ、涼が縄で縛るという作業を繰り返した。その時、撃鉄の音を感じ取った昇が光輝の方へ寄った。「あー、左腕撃たれたっぽいなぁ」――昇…「で、どいつだ?」「俺がもうあいつの肩の骨を撃ちましたよ、なんか叫んでるやつ。打たれ弱いなぁ」「昇、動けるか?俺はSPだぜ?この状態でも涼に勝てるよ」と笑った。「今日の昼飯とか夕飯とか掃除とか
俺は昇と涼を呼び出した。「さっき来た幹部なんだが、どうも怪しいといえば怪しいんだよな。上納金って傘下の組が上の組に収める金な、先々週も今日もよこしてるんだよな。平均月1回かな?どう思う?」「納めるだけの何をしているか、理由が知りたい感じかな?」「おぉ、昇は冷静だな」「本音はその組がクロだけどね」「私は理由も何も怪しいことだらけ、クロ決定!」「とりあえず理由を知りたいな」「正直に話すかだけどね、その上でまた3人で乗り込む?」「かもな。親父の代からの傘下の組なんだが…」「で、組の名前は?」「東海組。ここ最近で急成長してるな」「理由なんて聞き出せるのか?」「やってみる。できなきゃ乗り込む」「了解。俺は明日の朝飯の心配でもすることにする」「そんじゃ私は組員の稽古」「寸止めがお前自身の稽古になるんだからな!」と昇が釘を刺した。翌日「今日の朝飯はいつもよりも手抜きになってしまいました。ごめんなさい」「兄貴は頭を上げてください!これは…」「にゃんこ飯にと思って丼にご飯をよそってみました。どうぞ盛大にご飯に味噌汁をかけてください!」「俺は兄貴の味噌汁で茶碗3杯はいけます!」「「俺も」」と組員がそこかしこから声を上げた。「皆さんありがとうございます。でも、にゃんこ飯も美味しいので召し上がってくださいね」 涙を流しながら味噌汁をご飯にかけつつにゃんこ飯をかきこむ組員が続出。「にゃんこ飯もうまいっス。さすが兄貴」「おはよう、光輝」「「おはようございます!二代目‼」」「今日は珍しいな。俺は初めて食べるぞ。味噌汁の匂いに誘われるように起きたが、にゃんこ飯か…」「光輝ー、皆さんにあさのあいさつしてない」――オカンだな「光輝は理由聞けそうなのか?わかったのか?」「探りを入れている段階だ。わかり次第動くことになるだろう」 コソコソ話していると「二代目、理由がわかりました。やはり林とつながっていたようです」「口は割れそうか?証拠は掴めそうか?」「難しいと思われます。東海組の狙いは西谷組の乗っ取り。簡単に証拠を残さないでしょう」光輝は「ふぅ…」とため息をついた。「昇、涼、東海組に行くぞ。3人で。昇も涼も銃を携帯すること。それから、SPだということ忘れないようにな(笑)銃は肩の骨を狙うこと。死人は出したくない。カタギの皆さんには
そして昼飯「「兄貴―‼俺はどこまでも兄貴についていくっス」」と男たちの咆哮が屋敷の中に響いた。「ありがとう。でもついていくのは光輝な。二代目だろ?」「「ウッス」」「光輝、お茶漬け美味くいってるか?」「あの男たちのリアクションでわかるだろう?」「俺は光輝がどう思ってるかを聞いたんだ!」――俺だけ特別枠…「いつも通り美味いよ。なんかチクショーって感じ。多分涼の想いだなチクショーは」 涼は無言で食べている。「昇ー、私最近ダイエット気味だから少なめで」「そういうのは食卓を囲んだ時に付近にいる男たちに言ってくれ。メニューがどうしても肉料理が多いんだよ。核家族単位だったら個人的にできるが、この人数じゃ無理だ。セルフコントロールで頑張れ」「午後は洗濯に掃除だな。洗濯物もいっぱいだし、屋敷は広い。楽しく頑張ろー」――昇は家事大好きだなぁ…。洗濯物は組員全員分だし、屋敷中掃除なのに、楽しい?「廊下長くてひゃっほーう!」――小学生のようだな…「光輝も仕事しろよ。お前は何するんだ?」「改めて聞かれるとなぁ…。アレ?俺は何するんだ?あ、幹部が来るから会うのかな」「ああ、上納金ってヤツかあ。それがここの収入ね。それでみんなの食事を作ってるんだ。やっぱり節約していかなきゃだよ。無駄遣いはダメだよ」――完全主夫だな…「幹部さんたちは仕事何してるんだ?」という昇の問いに、俺は「ヤクザな仕事」とだけ応えておいた。昇にはまだ半分はカタギの状態でいてほしい。って俺のワガママな願望だけどな。「二代目、今月分です。お納めください」「先々週も同じ額を入れてもらってと思うが?」「私のところが頑張っている証拠ですよ」と言ってその男は笑った。――怪しい…。こいつが匿ってるんじゃないのか?林組の組長から匿い料をもらってるとすればガテンがいく。短絡的過ぎか?昇にも相談してみよう夕飯…念願の牛丼‼ 丼も買って準備万端。「さて、盛り付けよー!このくらいは涼も手伝えよ」 そう言い、双子による盛り付け大会のようなものが始まった。――同じ顔…当り前だけど「出来上がったやつは持っていってください!」 一応丼を全部使いきるまで盛り付け続けた。100人前。「全員にいきわたってるかな?」「「ウッス、兄貴」」返事がよい。――100人以下なんだなぁ。把握してないと昇に
「昇はどう見る?」――俺は裏切り者について質問したんだけどなー「皆さん、鉄板焼きすごく満足そうに食べてくれました」――そういうことじゃないんだよな「涼はどう見る?裏切り者がいるとして目星つくか?」「いやぁ、正直昇の料理に夢中で見てなかった。ごめんなさい」――NO緊張感。いいんだけどさぁ「北条はまだいるってのはハッタリかねぇ?」「林組の中に北条がいたんじゃないか?壊滅させちゃったけど」「あぁ、そういう意味か」と光輝も納得。「林組の組長とか逃げた奴の中に北条がいるのかもよ」と涼。「その線もアリだな」光輝が元気になっていく。やはり自分の組の人間は疑いたくないという気持ちで心が沈んでいたようだ。「どこにいったんでしょうね?」「匿ってる組織か隠れ家があるのかなぁ?」と涼がスルドイ。――俺、同じ顔二人に囲まれどうしよう。今更だけど…。ってそうだよな。匿われてるかもしれないし隠れてるかもだよな「今後はどうしようか?涼は組員を鍛えてくれよ。こっちの兵力の底上げ。残ってるとかは言うなよ」「俺は?」昇が俺に問う。当然の流れだ。「あとは普段通りに過ごして、向こうがボロを出すのを待つしかないな」――今日も芳しい味噌汁の匂いだ「おはようございます」「「おはようっス、兄貴!」」今日も元気だ…。いいことだが。「おはよう」あくびをしながら光輝が現れた。「「おはようございます、二代目‼」」「光輝、朝弱いのか?あくびしながらとかだらしない!」――朝から怒られた…凹む「そうだ!すき焼きは難しそうだから、牛丼と思って必要な丼の数がわかるか?」「今日のうちに調べる~」「あー、朝の光輝はなんだか頼りないなぁ。もっとシャキっとしてるといいのに」――ほぅ、シャキッとしてる方がいいとな「ところで、牛肉を皆さんに振舞うのはかなりの勇気がいるけど光輝は大丈夫なのか?」「何も思わないが?」光輝としてはその質問自体が不思議だった。「牛丼って卵黄が乗ってるよなぁ。大量の卵白どうしよう?卵自体をなくすか?メレンゲが大量にできそうだ」「スイーツを作るってのは?」我ながらいい提案をしたと思う。「全員分にならないかもだから却下かなぁ。やっぱ卵ナシがいいのかな。まずは丼がないといけないんだけど」 昇は光輝を若干睨み付けるように見た。――俺を凝視ー‼「光輝!午前
「さて、今日の朝飯は…ん?味噌汁が香ってこない‼昇のストライキか?」――俺は朝から胸がざわついた「「おはようございます‼」」「おう」「おはよう、光輝。光輝も皆さんに朝の挨拶くらいしろよ!」「おはよー」「「おはようございます、お嬢‼」」「昇ー!今日の朝ご飯はー?」涼が聞く。「フレンチトースト!人数分焼くの大変そうだなぁ。昨日の卵、残ってたし…と思ったんだけど」「パンケーキの粉も混ぜないと足りなくない?」「涼にしては分かってる感じだが、そうだなぁ」「光輝!昨日光輝が口走った業務用のキッチン用品やら食材やらを買いに行きたいんだけど?」「幸い俺のSPの仕事は今日はないから、行
「あー、明日の朝食は何にしよう?」「昇の悩みはそんなのばっかりだね」と涼が言う。「涼に料理が出来れば二分の一になるんだよ!俺の悩み」 涼は自室へ逃げた。「光輝は何か食べたいものある?」「目覚めに味噌汁の匂いがするのはいいな」「和食かぁ、漬け物は…涼が俺のぬか床破壊したし!」――まだ根に持ってるのか…「浅漬けでいいんじゃないか?量は多いが」「焼き魚…グリルに入りきれない…。一気に大量に焼けないのか?」「煮魚ならどうだ?」「あ、それならできそう。肉ばっかりってのが気になってたんだよね」「肝心の魚って食材がないかも」「「俺が買ってくるっス」」というのが出てきた。一応名前を
「あ?林組の件の首謀者がわれたって?そりゃ、林組だろ?そうじゃなくてうちに入ってたスパイ?で、誰だ?」「昇と涼って双子です。二人はやたらと強い。昇の兄貴は料理担当だから薬を入れるのも容易でしょうしね」「わかった」とだけ応えて俺はそいつの名前を聞いた。「お前の名前は?」「自分、北条と言います」――北条…「昇がつけたランク付けに名前がなかったはずだが?」「故意とは考えられませんか?」「とにかく、お前は自分も容疑者だってわかってるよな?以上より、お前の身柄は軟禁状態にする。ボディーチェックもした後でな」――とりあえず一匹かかった。一匹だけだといいんだが… それよりも昇を疑いたくは
「うーん、どっか大量に食べれるところはないかなぁ?もしくは俺が手早く作れるもの…」――昇を悩ます問題なのか。林組よりこっちの方が悩んでないか?「冷凍ピザとかはどうだ?アレンジきくし。辛い物好きだったらタバスコかければいいし」「うちの連中はピザは何枚くらい食べそうだ?」「10枚は食べるかなぁ?残ったら冷凍しておく!そうと決まれば、光輝。業務スーパーに連れて行ってくれ!そこで冷凍ピザを買おう。とにかく急げー!」 急いで業務スーパーまで行った。「冷凍ピザ…あるだけ買ってしまえっていうか、丁度10枚だな」「光輝、これをレジに頼む!」――急いでるなぁ。冷凍ものなら急がなくてもいいのでは