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13.屋根とは

Auteur: 犬畜生
last update Date de publication: 2026-08-28 14:29:25

「うーむ…それは簡単に言っていいものなのかのぅ?」

うん。当然の反応だと思う。

しかしハルの(世界を救う者)の破壊力はかなりだな。

その上を行くラスボスがここにいるわけだけど…。

「マリクさんが、魔力と魔法について教えてくれたからまた一歩前身だよ!」

「おー。世界を救う助けが出来たと考えると、何か凄いことをした気になるのぅ。だが確かにそれなら柔らかい魔力についても頷けるのぅ」

確かにそうだな。救う者の魔力がトゲトゲしいのは合わないな。とゆーことは逆の流れだったらやばかったってことか。気をつけないといけないな。

「これで二人とも魔法が使えるってことでいいのかな?ユウキも魔力はわかったでしょ?」

「そんな簡単なものでもないのぅ。と言いたいところだが、ハルちゃんはきっとすぐに自由に使えるようになりそうだのぅ」

「まぁ最短記録だもんな。俺はハルが居なきゃダメだったろうけども」

完全にハルのおこぼれと言うかおんぶに抱っこ状態だな。…情けない。

「そう落ち込む必要はないのぅ。むしろこんなに早いハルちゃんがいじょ…凄いのであって、普通は早くても一週間で属性を付けられればってとこだのぅ」

「じゃあユウキも属性付けられれば普通より早いね!頑張れ!」

今異常って言おうとしてただろ…。

まぁどう考えても異常なんだろうけど。

本人は気づいてないようだからいいか。

「じゃあ属性か。…まずは魔力をっと」

手のひらに魔力を灯す。

「で、風を意識して…」

って言っても風の意識ってなんだ?

ハルは熱さだったか。

んー。風…風…扇風機?竜巻?台風?

と色々イメージしていると…

「お?」

灯した魔力の辺りに変化が…光の周りに風が起こり初めて…

「お、お、おー!」

風が起こり始めどんどん強くなっていき…

「ちょ!ちょっとユウキ!強い強いよ!」

ゴォォォォォ!

と気づけば手のひらからとてつもない竜巻ができてしまった。

「あ、あれ?これどうやって止めるんだ?!」

「強い!強いよ!!」

「落ち着くのだ!消すより、とりあえず上に向かって放つのだ!」

放つって言ったって…。

「どうやって放つんだ!?」

言ってる間にも強くなっていく竜巻。

「手から魔力を飛んでけ!と言うようなイメージをするのだ!」

「わかった!…えーい!飛んでいけ!」

イメージが上手くいったのかとてつもない轟音と共に竜巻が手のひらから放たれる。

ドォォォォォンッ!!!

あ。屋根吹き飛んだ。

「ユウキ様…。わざとでないことはわかっておりますが…。2日連続屋根を吹き飛ばすのは…。屋根は吹き飛ばすためにある訳ではないのですよ?」

「…大変申し訳ございません。」

これは平謝りしかない…な。

「ユウキすごーい!完全に魔法だったよ!私の火なんか比べ物にならないよ!」

ハルは無邪気に褒めちぎってくれる。

ありがたい。救われる。さすが救う者。

「しかし、ハルちゃんは魔力の感覚に優れているが、ユウキ殿は魔力の感覚こそハルちゃんには劣ってるものの強さはとんでもないのぅ」

ハルはちゃん付けで俺は殿なのか。

…まぁ別にだから何ってことはないんだけど。

「強いのか?」

「強いと言うより恐らく魔力量は多いと思うのぅ。先程の量の魔力を慣れないものが出したら立っていられない程消耗しててもおかしくないからのぅ」

なるほど。流石は(世界を破滅させるモノ)って所か。この屋根ぐらい壊すのは大したことではない…と。って嬉しくねーな。まぁ魔力量が多いってのはいい事なんだろうけども。

「むー。魔力、魔法は私の方がユウキに勝ててると思ったのになぁ」

「いやハルが居なきゃこんな簡単にいってないし、ハルの魔力量だって多いかもしれないだろ?」

「むー。まぁユウキがスゴいってのは嬉しいからいいかー」

どうやら納得してくれたようだ。

「さてそうすると2人に教えることがあまりないのぅ。ハルちゃんは少しづつ出力を上げていく感じだのぅ。決してユウキ殿のようにいきなり強くしてはいかん」

別にわざとやった訳ではないが…。

あ。ルーナさんの目線が痛い…。

ごめんなさい二日連続屋根吹き飛ばして。

ってこの壊れた屋根誰が直すんだろう?

「ユウキ殿はコントロールだのぅ。少しづつ魔力を出して少しづつ属性を変化させ、少しづつ放出すると言った所かのぅ」

コントロール…。2日連続でしくじってる俺にはハードルが高そうだな。

「わかった。その練習は…ここを使わせて貰っていいのか?」

「構わんよ。2人が上手く使えるようになるまで屋根はそのままにしておくからのぅ。暴走しかかったら空に向かって放つのだよ?」

「…了解した」

「はーい!」

「練習を続ける前に昼食に致しましょう。お二人とも慣れないことをしてお腹空いておりませんか?」

「もうそんな時間経ってたか。確かに腹減ったな。ルーナさんお願いしてしまって良いだろうか?」

「もちろんです。お二人がこの神殿から旅立つまではいくらでも甘えて下さいませ」

「ありがとう。ではお言葉に甘えよう」

「お腹ペコペコー」

ペコペコーを言っても許される可愛さっていいな。

俺が言ったら…キモイな。

それからルーナさんに案内され食堂へ向かい昼食となった。

昼食はパスタのようなもの。…ようなものなんだよな。パスタではないんだ。美味しかったけど。

そこからマリクさんの元へ戻りハルと二人で魔法の練習となった

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