Se connecter「うーむ…それは簡単に言っていいものなのかのぅ?」
うん。当然の反応だと思う。 しかしハルの(世界を救う者)の破壊力はかなりだな。 その上を行くラスボスがここにいるわけだけど…。 「マリクさんが、魔力と魔法について教えてくれたからまた一歩前身だよ!」 「おー。世界を救う助けが出来たと考えると、何か凄いことをした気になるのぅ。だが確かにそれなら柔らかい魔力についても頷けるのぅ」 確かにそうだな。救う者の魔力がトゲトゲしいのは合わないな。とゆーことは逆の流れだったらやばかったってことか。気をつけないといけないな。 「これで二人とも魔法が使えるってことでいいのかな?ユウキも魔力はわかったでしょ?」 「そんな簡単なものでもないのぅ。と言いたいところだが、ハルちゃんはきっとすぐに自由に使えるようになりそうだのぅ」 「まぁ最短記録だもんな。俺はハルが居なきゃダメだったろうけども」 完全にハルのおこぼれと言うかおんぶに抱っこ状態だな。…情けない。 「そう落ち込む必要はないのぅ。むしろこんなに早いハルちゃんがいじょ…凄いのであって、普通は早くても一週間で属性を付けられればってとこだのぅ」 「じゃあユウキも属性付けられれば普通より早いね!頑張れ!」 今異常って言おうとしてただろ…。 まぁどう考えても異常なんだろうけど。 本人は気づいてないようだからいいか。 「じゃあ属性か。…まずは魔力をっと」 手のひらに魔力を灯す。 「で、風を意識して…」 って言っても風の意識ってなんだ? ハルは熱さだったか。 んー。風…風…扇風機?竜巻?台風? と色々イメージしていると… 「お?」 灯した魔力の辺りに変化が…光の周りに風が起こり初めて… 「お、お、おー!」 風が起こり始めどんどん強くなっていき… 「ちょ!ちょっとユウキ!強い強いよ!」 ゴォォォォォ! と気づけば手のひらからとてつもない竜巻ができてしまった。 「あ、あれ?これどうやって止めるんだ?!」 「強い!強いよ!!」 「落ち着くのだ!消すより、とりあえず上に向かって放つのだ!」 放つって言ったって…。 「どうやって放つんだ!?」 言ってる間にも強くなっていく竜巻。 「手から魔力を飛んでけ!と言うようなイメージをするのだ!」 「わかった!…えーい!飛んでいけ!」 イメージが上手くいったのかとてつもない轟音と共に竜巻が手のひらから放たれる。 ドォォォォォンッ!!! あ。屋根吹き飛んだ。 「ユウキ様…。わざとでないことはわかっておりますが…。2日連続屋根を吹き飛ばすのは…。屋根は吹き飛ばすためにある訳ではないのですよ?」 「…大変申し訳ございません。」 これは平謝りしかない…な。 「ユウキすごーい!完全に魔法だったよ!私の火なんか比べ物にならないよ!」 ハルは無邪気に褒めちぎってくれる。 ありがたい。救われる。さすが救う者。 「しかし、ハルちゃんは魔力の感覚に優れているが、ユウキ殿は魔力の感覚こそハルちゃんには劣ってるものの強さはとんでもないのぅ」 ハルはちゃん付けで俺は殿なのか。 …まぁ別にだから何ってことはないんだけど。 「強いのか?」 「強いと言うより恐らく魔力量は多いと思うのぅ。先程の量の魔力を慣れないものが出したら立っていられない程消耗しててもおかしくないからのぅ」 なるほど。流石は(世界を破滅させるモノ)って所か。この屋根ぐらい壊すのは大したことではない…と。って嬉しくねーな。まぁ魔力量が多いってのはいい事なんだろうけども。 「むー。魔力、魔法は私の方がユウキに勝ててると思ったのになぁ」 「いやハルが居なきゃこんな簡単にいってないし、ハルの魔力量だって多いかもしれないだろ?」 「むー。まぁユウキがスゴいってのは嬉しいからいいかー」 どうやら納得してくれたようだ。 「さてそうすると2人に教えることがあまりないのぅ。ハルちゃんは少しづつ出力を上げていく感じだのぅ。決してユウキ殿のようにいきなり強くしてはいかん」 別にわざとやった訳ではないが…。 あ。ルーナさんの目線が痛い…。 ごめんなさい二日連続屋根吹き飛ばして。 ってこの壊れた屋根誰が直すんだろう? 「ユウキ殿はコントロールだのぅ。少しづつ魔力を出して少しづつ属性を変化させ、少しづつ放出すると言った所かのぅ」 コントロール…。2日連続でしくじってる俺にはハードルが高そうだな。 「わかった。その練習は…ここを使わせて貰っていいのか?」 「構わんよ。2人が上手く使えるようになるまで屋根はそのままにしておくからのぅ。暴走しかかったら空に向かって放つのだよ?」 「…了解した」 「はーい!」 「練習を続ける前に昼食に致しましょう。お二人とも慣れないことをしてお腹空いておりませんか?」 「もうそんな時間経ってたか。確かに腹減ったな。ルーナさんお願いしてしまって良いだろうか?」 「もちろんです。お二人がこの神殿から旅立つまではいくらでも甘えて下さいませ」 「ありがとう。ではお言葉に甘えよう」 「お腹ペコペコー」 ペコペコーを言っても許される可愛さっていいな。 俺が言ったら…キモイな。 それからルーナさんに案内され食堂へ向かい昼食となった。 昼食はパスタのようなもの。…ようなものなんだよな。パスタではないんだ。美味しかったけど。 そこからマリクさんの元へ戻りハルと二人で魔法の練習となったこれまで二回同じベッドで寝た事はあった。 だが二回とも寝ている間にハルが入り込んで来た為、実質俺にとっては今回が初なのと変わらない。 結論。 寝られるか! ハルもハルでさっさと寝息をたて、 寝返り打ってどんどんこちらに近づいてくる。 挙句の果てには背中に抱きつく始末。 生殺しにも程があるわけですよ。 という訳でほとんど明け方ようやく眠りに着いたため寝不足なんです。 「ふぁぁぁ」 俺はタリスへ向かう道のりで大きなアクビをしていた。 「眠そうだねぇ。大丈夫?」 ハルが俺の顔を覗き込んでくる。 「まぁ少しは寝れたし。元の世界の時は毎日三時間睡眠だったから問題はないよ」 「そっか。あの頃のユウキ疲れ果ててたもんね。会う度に大丈夫かな?って思ってた」 二人で会話をしながら歩いていくと、 何体か魔物が現れる。 姿を見たハルが、 「この辺の魔物もなんか懐かしい感じだねぇ」 「ほっ!...ほんの数日ぶりなんだけどな。...はっ!」 魔物を剣で倒しながら俺も答える。 タリスを出てラキアへ向かい、今日戻ってくるまで5日程。なのに何かとても久しぶりの感覚。 んー。やっぱりラキアの出来事が大きいからかなぁ。 「タリス着いたらとりあえずはペガサス亭?」 「とりあえずも何もタリスでの俺達の家みたいなもんだからな」 「そーだね!...トオルさん達元気かなー?あ、そーだ。ユウキ一つ聞いておきたいことがあるんだよね」 ハルが俺の顔を覗き込んで質問をしてくる。 「どうした?」 「あのね。...ナツキちゃんに私達のこと話してもいいかな?タリスにいる間色々相談乗ってもらってたから...」 「ん?俺達のこと?んー。まぁ隠す必要もないし。いいけど...。相談ってなんの?」 俺の返事に対し、ハルがジト目になる。 「鈍感王子様のこと。...そーゆーとこだよ?」 「あ、そういう事ね。あー。あの時のガールズトークの時ね。あ...そーか。恋バナってそーゆーことか。...俺の事話してたってことか」 今更気づく俺。 あー。そう考えると... 皆がニマニマしてたのってそーゆーことか。 「今更?私結構わかりやすかったと思うよ?なんで気づかないかなぁ」 「いやいや。ハルだって俺のに気づいてなかったじゃん?お互い様でしょう?」 「ユウキは...誤魔化して
翌朝。 目を覚ました2人は朝食を済ませてエストへ向かった。 「指輪楽しみだねぇ!」 「あぁそうだな」 もう自然と手を繋いで歩くようになった。幸せだ。 エストに着くとあの店員さんが迎えてくれた。 「いらっしゃいませ!...手を繋いでおる...付き合っていないのに...あぁはよ付き合え...」 なんかまたトリップしてらっしゃるね。 まぁこれにも慣れたな。 「...あのー?指輪出来てますか?」 「...あぁもう明日からこの二人を見れないなんて...何を楽しみに生きていけば.....」 「おーい。戻ってきてくださーい」 「はっ!...コホン。失礼致しました。指輪出来ていますよ!...こちらになります。こちらの黄色い石がダメージ軽減、紫色の石が治癒効果向上のものとなります」 店員さんが説明してくれる。 説明を受けた指輪をハルが受け取る。 ん?なんでハルが受け取るの?俺のだよね? 「ありがとうございます!...ユウキ。手を出して」 ...え?まさかの?これは?もしや? 言われるがままに手を出す。 「ちーがーうー!なんで右手を出すの?違うでしょ!」 「彼氏さん...それはダメですよ!せっかくの雰囲気を壊してますよ!やり直しです!」 はい。二人からめっちゃ怒られました。 いや左手かなって思ったんだけどね。 そして彼氏じゃないのよ。彼氏じゃ。 「ご、ごめん」 「...コホン。ユウキ。左手出して」 「あ、そこからやり直すのね。...ごめん。はい」 サラッと左手って言われました。 「ユウキいつもありがとう。これからもよろしくね!」 ハルがそう言って俺の左手の薬指に指輪をはめる。 「あー!こんな!こんな幸せな瞬間に立ち会えるなんて!式は!!式はいつですか!!子供!子供は何人ですか!!」 なんか1人おかしなテンションの人いるけど放っておこう...。 「ハル...。こちらこそありがとう。これからもよろしくな」 「へへ。なんか照れるね。」 「そうだな」 「キスは!?ここでキスではないのですか!!?」 「...コホン。店員さんもありがとうございました」 「...はっ!...失礼致しました。尊さが限界値を超えていたようで...。またいらっしゃって頂けることをほんっとうに!心から!お待ちしておりますっ!」 力の入り方おかしい
「こちらは彼女さんと同じ指輪の男性用になります」 そう言って店員さんが指輪を出してくる。 ...彼女さん。いい響きだ。彼女ではないんだけども。 「効果は同じで風と火の効果を若干高めるものですね」 「うーん。デザインはもちろん同じだからそれはいいんだけどなぁ」 ハルは何か思うところがあるようだ。 「何か違うのか?」 「んー。デザインはいいんだけどね。...すみません。効果だけ変えることってできたりするんですかね?」 「こちらの石を他のものに交換すれば出来ないことはないです。ご希望の効果が出る石があれば...ですが。どういったものがご希望でしょうか?」 なるほど。あの石が効果を出していると。 「出来れば少しでも受けるダメージが減るとか、自然に回復するとかって効果がいいんです。ありますか?」 「は!それはつまり彼氏さんの事が心配ということ!なんて尊い!なんて健気!あぁ…尊い……生きてて良かったぁ」 完全に自分の世界にイッちゃってるね。この人。 これいちいちこの反応する感じ? 「あのー?どうですか?」 「.....あ。ごめんなさい!えっとその様な効果の石...ありますね。ちょうど受けるダメージを減らす、治癒効果が高まる。両方ございます。ちょうど石は二つ付けられますので!」 あるのか。 それを聞いてハルが嬉しそうに答える。 「じゃあそれでお願いします!」 「かしこまりました!誠心誠意を込めて石を交換させていただきます!!」 ...そんなに込めなくてもいいんだけどなぁ。 普通にやってくれればいいのよ。普通に。 「交換させて頂きました指輪のお渡しが明日になってしまいますがよろしいでしょうか?明日の朝イチには完了してると思います」 交換には少し時間がかかるのか。そりゃそーだよな。 「明日の昼にラキアを出発する予定だったので大丈夫です」 「では...こちらが交換表になります。明日お持ちください」 「わかりました」 指輪の予約をして店を出る。 「へへへー。明日が楽しみ!」 「うん。正直俺も楽しみだよ。そもそもペアリングどころか、指輪なんて初めてするんだよね」 「え!そうだったの??それにしてはこの指輪のデザインとかいいじゃん!センスあるね!」 それは...あの店員さんのおかげなのよ。 ありがとう店員さん...。 「そ
ラキア三日目の朝を迎えた。 「おはよー!ユウキ!」 「おはよう。ハル」 昨夜ある種の告白をした訳だが、 ハッキリと好きとか付き合おうとかって話では無かったので、特に関係は変わってない...こともないか。 お互いに一番特別な相手。 今はそれでいいんだと思う。 「さて、今日はどうするんだ?明日にはタリスに戻るわけだけど。ハルの買い物は昨日結構したよね?...まさかまだ欲しい物が?」 「無いわけじゃないけど...。今日はユウキの服を買おうと思います!ユウキこっち来て何も買ってなくない?」 そう言われてもな。元の世界でも仕事で着るスーツ以外私服なんてほとんど持ってなかったからなぁ。 「んー。この冒険者の服あれば...」 「ダメでーす。私が選んであげるからね!」 ...ハルに選んでもらえるならいいか。 しかし、今日も買い物長くなりそうだなぁ。 朝食を済ませた後ラキアの街へ繰り出した。 自然と手を繋いで歩けるようになっていた。 やっぱ関係が変わって無くはないってことだな。 ...手汗ヤバイけど。 〜〜〜 疲れた...。 あんなにハルが俺の服で悩むとは思わなかった...。 「これ着てー!あ、これもー!」 「うーん。こっちの色だと合わせるのが...」 「これユウキに似合うんだけど、そーすると私が合わせるのが...」 「あー。これいいなー。めっちゃ似合う。でもこっちも...」 と完全に着せ替え人形でした。 まぁ結果ハルも満足したみたいだからな。 「ユウキー。夕飯までまだ時間あるからもう1個行ってもいい?」 「...あぁいいよ。どの店行きたいんだ?」 疲れを隠して答える俺。 「疲れてるね?まぁこれだけ買い物付き合ってくれたもんね!ありがと!」 隠せてないね俺。 「まぁ普段これだけ買い物することないからなぁ。で、どこ見たいんだ?」 「...んっとね。ユウキが買ってくれたこの指輪のお店行きたいの」 ハルがちょっと照れくさそうに指輪を触りながら答える。 「エストか。どうした?指輪のサイズは例のごとく自動で合ってるはずだけど...」 「ううん。そうじゃなくてね...。私からもユウキにプレゼントしたいなぁって。...指輪を」 ハルの頬が真っ赤だ。...可愛すぎか。 「ありがとう。本当はさ、その指輪買う時ペアリングもあ
こっそり指輪を買った翌日。 今日はハルが昨日回った店の中から欲しいものを買うとの事で2週目となった。 これ、明日はどうするの? 今日買うんだよね?明日は? 「まずはー。洋服から行ってみよー!」 「昨日見た店だな?」 「うん!この白いワンピース可愛くない?旅してる間は着れないけど、休養日とかならありかな?って」 「まぁしばらく無理して稼がなくてもだしな。次の目的地決まるまではのんびり出来ると思うしいいんじゃないか?」 「ユウキー?私は可愛いかを聞いているのだよ?」 ジト目でハルに言われる。 あ、質問そっちがメインなのね。 おじさん読み間違えたよ。 「ごめんごめん。うん。ハルの雰囲気にピッタリだと思うよ」 「へへへ。じゃあまずはコレ。はい。ユウキ持っててね?」 そう言ってハルがワンピースを渡してくる。 この調子で買ってくわけだね。 …もしかして全て感想聞く感じかな? おじさんの語彙力足りるかな? 一軒目で休みの日の服を八着買いました。 ハルさんに一週間は七日しかないんだよ?と言いました。 はい。当然怒られました。 続いて二軒目。 「ここは…冒険用の服装ってことかな?」 「うん。ルーナさんにもらったこの服も何着かあるし、デザイン嫌いじゃないけどいつも同じなのもねー」 結果冒険用の服も十着買った。 ...十着...。 三件目… 靴屋。 ハルは百足なのかな?人間には足は二本しかないんだよ?なんで十足も必要なのかな? って顔してたら店員さんに「女性はそういうものなんですよ」と諭された。 そういうもんなんだね。また一つ賢くなったよ...。 …四件目。 昨日の下着屋 ここは流石に外で待ちました。 ハルからは「試着したの見るー?」とニマニマ顔でからかわれました。 大人をからかうんじゃない! 五軒目、六軒目、七軒目… 心を無にして。それでも笑顔で付き合いました。 世の中の彼女持ちの男性はみんなこの苦行を乗り越えてるんだろうなぁ。 でも七軒目の雑貨屋でいい事を聞けた。 この街にカップル向けの展望台があると。 この街は魔法の灯りが多く灯っているので夜景が綺麗らしい。 デートと言えば夜景。 …簡単すぎると言うんじゃない。 ベタなのがいい事もあるんだ。…あるよね?……ないかな? と心の中で葛藤してはいた
ラキアに到着し、宿も確保した。 さて買い物開始…と思ったのだが。 「ハルさん?お店入らないの?」 そう。街に繰り出したもののハルはどこかのお店に入ることもなく、ただ街中を歩き続けるだけなのだ。 「んー?今日はとりあえずどんなお店があるのか見てるんだよー。あ、ユウキ入りたい所あったら入っていいからね?」 「今日は買わないってこと??」 「んー。これだ!ってお店あれば買うかもだけどー。あー。こっちにすれば良かったー。とかしたくないじゃん?」 なるほど。別にそしたら両方買っちゃえば?とか言いたいけど地雷だと困るので黙っておこう。 しかしつまりは、街の店全部回るってことか。 そこそこ広いぞ? それから日が暮れるまで数時間歩き、 宿に戻るのであった。 クロネコ亭も食事が食べられるタイプだったので夕飯はクロネコ亭で。 トオルさん程では無かったがそこそこだった。 「ふー。ハル明日買い物する店は決まったのか?」 食事を食べ終わりハルに聞いてみる。 「買うかは分かんないけど見たいお店は何個かあったよ!明日は試着して回る感じかなー。 「…買うわけではないんだ?」 「そうだよ!失敗したくないからね!ユウキは何かあった?」 明日も歩きそうだなと思いつつ… 「俺はトオルさんに聞いたお店を見てみようかなって」 「あー。武器のお店だっけ?」 「あぁ。この先何があるかわかんないしな」 トオルさんから聞いたお店はエスト…装飾品の店だ。だけどハルに伝えてあるのは武器の店。 そう。俺は今回ハルにサプライズをしようとしている。 二人で買うのもいいんだけど…。 こっそり買ってプレゼントしたいなと。 そのまま告白…はしないつもりだ。 好きだって伝えたいとは思ってる。思ってるけど…。 きっと別れがあるから…な。 問題はどうやって別行動するべきか。 なのだが、それもトオルさんに習った流れで行くつもりだ。…人に教えて貰ってばかりだな。 「じゃあハルがミンクを見てる間に俺も見てくるね」 「はーい。別にユウキ一緒に入ったって良いんだよ?」 ミンクと言うのは…そう。女性用下着のお店だ。 「いや、勘弁してくれ。それはキツイよ」 「ふふふ。照れてるんだね?」 「照れるってか恥ずかしいよ。どこ見ていいのかわからんし。ほら、そろそろ買い物行くぞ」 「