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16.僧侶の相談

Auteur: satomi
last update Dernière mise à jour: 2025-10-13 07:42:39

「…とさ、息子2人とも寺を継ぐ気でいるみたいなんだよなー」

「ダメなの?」

「ダメってことはないけど、俺もまだまだ引退する気ないし、住職みたいのが3人も寺にいるのってなんか変じゃないか?」

「それは変かも」

普通はピロートークの甘々な時間だが、飛鳥は妊娠中だし、こんな話をしている。

「そうだ!修行がてらに他のお寺に出向くっていうのはどうかな?っていうか、どこのお寺も今は後継者がいないって時に贅沢な悩みね」

「そうなんだよな。贅沢なこと言ってるよな。他のお寺で出会いとかあったりしないのかな?あいつらも出逢いを気にしてたぞ。俺と飛鳥の出会いを聞かれた」

飛鳥、久々の赤面。

「なー、飛鳥?寺に知り合いいないか?」

「うーん、実家ならあるかもだけど?聞いてみた方がいいかな?」

「他の寺には出逢いだけじゃなくて、修行って目的もあるからな」

「それなら、教えてくれるかも。大事な可愛い孫に悪い虫を付けるようなことはしたくないだろうし」

「はい、すいません。うちの家系の遺伝子のせいです。悪い虫を呼び寄せるのかな?悪い虫?」

「向こうのお嬢さんの方が危ないのにね」

と、二人で笑った。と、その時!飛鳥の顔が曇った。

「ゴメーン。破水したっぽい。入院に必要な物まとめてあるから、そのバッグを持ってきてくれる?あと、保険証と診察券と…」

「冷静だな。俺はとりあえずタクシー呼ぶぞ」

「あとは…タクシー汚さないように大量のバスタオルを…ってうちの娘たちは何やってるの?」

「多分、寝てるかな?」

「付き添いに起こしちゃって!タケルさんは通常業務でいいわ」

慣れって怖い……。

「昨日の夜に母さんが破水したのは知ってるな?」

俺は息子2人に伝えた。長男・マサル。次男・カケル。

「まぁ、夜中にあれだけ騒いでればなぁ」

俺は咳払いして続けた。

「母さんには娘たちがついてる。俺は通常業務をしてくれって母さんから言われてる」

「娘…心配だよなぁ。頼りない」

息子2人の意見が一致した。

「母さんが破水した時、話していたんだがお前たち2人の今後だ。なぁ、うち以外の寺で武者修行してくるってのはどうだ?うちしか知らないだろ?」

(俺も知らないけど)

「母さんの実家のツテで他の寺を紹介してもらえる。どうする?お前らのレベルアップにもつながるいい機会だと俺は思う」

「ところで…親父っていつ剃髪したんだ?」

ツッコムとこ
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
buchi
2人の息子は僧侶希望なんだね!飛鳥さんの実家に取り敢えず相談して、修行が出来るお寺を探す事になったんだね。そんな話しをしてる時に飛鳥さんは破水。流石、子沢山の母。慣れた手つきで病院に!息子達に剃髪は何時?って聞かれてタケルは脱DTの時と息子達に話すと、とっくに終えてるとの事。これが普通だよね^o^。
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