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第655話

Auteur: 豆々銀錠
朝、スマホの画面に映る夢美のメッセージを見て、紗枝は舌打ちをせずにはいられなかった。

よくもまあ、あんなに堂々と責任転嫁できるものだ。でも、間違ったことは言っていない。大人なのだから、誰かの後ろについて安易に儲けようなんて、そう甘くはないはずだ。

グループは一瞬の静寂に包まれた後、誰も夢美に反論する者はいなかった。

子どもたちは明一と同じクラス。桃洲市に住む以上、夢美を敵に回すわけにはいかない。

でも、この損失を諦めきれるはずもない。

この不甘の思いを、どこにぶつければいい?

そして彼女たちは、ようやく紗枝のことを思い出した。謝罪と懇願のメッセージが、次々と紗枝のスマホに届き始めた。来年の会長選では必ず紗枝に投票すると。

紗枝は次々と届く謝罪の言葉を無言で眺めていた。

「紗枝さん」幸平ママからもメッセージが届いた。「グループの様子、ご覧になりました?裏切った人たち、さぞかし後悔していることでしょう」

紗枝は幸平ママの誠実さを信頼していた。どれだけの人が自分に助けを求めているのか、スクリーンショットを送ってみせた。

「すごーい!」幸平ママは驚きの顔文字スタンプを返して
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