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第0615話

Author: 十一
絵梨は一日中、夫と一緒に家賃の回収に出かけるか、家で美容法の研究に没頭している。若々しく美しく、しかもおしゃれなのも当然だった。

早苗の口から飛び出した褒め言葉は、まさに絵梨の心のど真ん中に響いた。

「さあ、パパ、ママ、紹介するね。こっちは私の同級生で、一緒に戦った仲間なんだ!」

凛は政司が現れたときから、ずっと彼を観察していた。

この人こそ、自分たちの実験室にとって一番大きなスポンサーだった。

ここにある建物の材料の半分は、彼の出資で買われたと言ってもいいくらいだ。

「おじさん、おばさん、はじめまして」凛が挨拶した。

「おじさん、はじめまして。おばさん、本当にお若くて……」学而は言った。

この言葉に……凛は思わず横目で学而を一瞥した。

「はいはい!はじめまして!」政司はすぐに二人と熱心に握手を交わした。「凛さん!学而ちゃん!はは……よく早苗からお二人の話を聞いてたんだ。今日やっと会えたな!おじさんから特別なものはないけど、初めての挨拶として、ちょっとした気持ちだよ〜」

そう言って、ダウンジャケットの内ポケットから封筒を二つ取り出した。

厚みからして決して少なくな
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