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第421話

Author: 雪吹(ふぶき)ルリ
佳子は外の土砂降りの雨を見つめながら、困り果てた。こんな大雨じゃどうやって学校に戻るっていうの?

すると奈苗が言った。「佳子姉さん、こんなに雨が降ってるのに帰るのは危ないよ。今夜はここに泊まってよ」

迅の母親も続けた。「そうよ、葉月さん、ここに泊まって。奈苗と同じ部屋で寝ればいいわ」

迅の母親は佳子のことをとても気に入っているが、年長者としてのけじめはちゃんとわきまえている。彼女は決して佳子と迅を同じ部屋で寝させるようなことはしないのだ。

佳子はうなずいた。「奈苗、じゃあ今夜はお世話になるよ」

奈苗は嬉しそうに佳子の腕に絡んだ。「佳子姉さん、お部屋に案内するね」

佳子が奈苗の部屋に入ると、奈苗は一着の寝巻きを取り出した。「佳子姉さん、これ、新しいのだから、よかったら着てね」

佳子はそれを受け取り、「ありがとう、奈苗」と微笑んだ。

「佳子姉さん、先にお風呂入ってきていいよ」

迅の家には部屋が三つあり、どれもそんなに広くはない。迅の母親の部屋、迅の部屋、そして奈苗の部屋で、お風呂とシャワーは共用だった。

佳子は寝巻きを抱えて部屋を出た。「じゃあ、先にシャワー浴びてくるね
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