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第420話

Author: 雪吹(ふぶき)ルリ
五郎は迅に用があって来たのだが、迅が佳子と一緒にいるのを見て驚いた。いきなり佳子を目にし、五郎の目は釘付けになった。

佳子はすぐに迅から離れ、恥ずかしそうに五郎に微笑みかけた。「こんにちは、葉月佳子だ」

五郎「こんにちは、俺は内村五郎という。兄貴、彼女ができたのか?」

迅は否定した。「違う」

佳子はすぐに言った。「そうだよ!」

迅は沈黙した。

五郎は笑った。「兄貴が一生独身かと思ってたよ。女の子に全然興味なさそうだったからな。でも今わかった。興味がないんじゃなくて、目が高かったんだな。葉月は今までのより何十倍もマシじゃないか」

迅は杓子を置き、五郎を見ながら言った。「外で話そう」

迅と五郎は外に出た。迅が言った。「で、本題は何だ?」

五郎は言った。「兄貴、ずっと探ってた鬼爺(おにじい)が動いたらしいぞ。そいつはここに来てる」

鬼爺というのは、昔から有名は大物麻薬王だ。迅の父親が彼の組織に潜入捜査官として入っていたが、身元がバレて殺されてしまった。

その仇を取るために、迅はずっとこの麻薬王を探していた。そして今、彼が姿を現したのだ。

冷たい風が吹き、迅の薄手の黒い
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