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第12話

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けど、洵と月子の険悪な姉弟関係を考えると、たとえ洵に何かあったとしても、彼の義兄に助けを求めるなんてありえない。

陽介は洵ほど頑固じゃない。こっそり入江グループに接触し、社長の義弟という肩書きを使って、静真に実際に会ったんだ。1分使って自分たちが開発した伝統文化を取り入れた大型AAAゲームを速攻でプレゼンした。すぐに投資してもらえると思ったのに、警備員に追い出されちまった。

陽介は唖然とした。さらに信じられないことに、最近入江グループがライバル会社に投資したのだった。

それは平手打ちを食らわされたようなものだった。

陽介は月子と静真の関係を聞く勇気がなく、遠回しにこう言った。「月子さん、回りくどい言い方はやめとくよ。俺と洵がこんなに必死なのは、会社の主力技術者がライバル会社に高額で引き抜かれ、会社が瀕死の状態だからだ。

だから、この20億円は本当に重要なんだ。じゃないと会社が潰れちまう」

深刻な話ではあったものの、陽介は弱音を吐かずに、逆にやる気に満ちていた。「月子さん、今はあなたがうちの大株主だ。ゲームがリリースされて儲かったら、配当金を渡すよ!」

この瞬間、彼は洵と必
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