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第958話

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もともと端正な顔立ちの隼人だが、少しめかし込むと、その魅力はさらに増した。

毎日顔を合わせ、今朝もキスをした仲だというのに、月子はどうしても彼から目を離せない。

彼のスーツ姿が決まれば決まるほど、月子の鼓動は高鳴っていく。

これから何が起こるのか、期待と好奇心が膨らんだ。

これほど何かに胸をときめかせるのは、本当に久しぶりだ。

それもこれも、隼人がもったいぶっているせいだ。

隼人はまず、月子を夕食へと連れ出した。評判の良いレストランだ。

店の雰囲気は素晴らしく、今日の隼人の装いによく似合っていた。

ただ、サプライズの本番はここではないらしい。

他に客もいるし、もしここでロマンチックな演出をするつもりなら、彼のことだから貸切にするはずだ。

もっとも、レストランの貸切なんてありきたりな手だ。隼人はそんな陳腐な真似はしないだろう。

案の定、そんなことはなかった。

月子は安心して食事を楽しんだ。

満腹になったところで、隼人の運転で店を後にする。

向かったのはいつものマンションではなく、全く別の方角だ。

いよいよだ。

月子は高揚感を抑えきれない。

普段なら車窓の
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