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第183話

Author: おミカン
個室に集まっているのは、G市でも指折りの権力を持つ名家の面々。今まさに、その話題に花を咲かせていた。

「たかがしがない脚本家が、ここまで大きな騒ぎを起こすとはな。しかも、あんな地味なショートドラマでだ」

「名門の令嬢のくせに、やることがせこすぎる。恥晒しもいいところだ」

彼らは皆、和也の友人であり、相も変わらず絵里の悪口を並べ立てていた。

烈は心底嫌悪に満ちた顔で吐き捨てる。

「だから和也も、何年経ってもあいつと結婚したがらないんだよ。

運良く水原家のお嬢様として生まれたからいいようなものの、あんな能無し、どう転んでも和也と付き合えるわけがない」

こうした数々の侮蔑の言葉を聞きながら、和也の顔色はどんよりと沈んでいた。

以前の彼なら、単純に絵里への嫌悪感をさらに募らせるだけだった。だが今はなぜか胸の奥がざわつき、ひどく後味が悪い。彼はグラスの酒を一気に飲み干した。

目ざとい友人がすぐさま酒を注ぎ足す。和也が絵里のことで不機嫌になっているのだと思い込み、さらに嘲笑を重ねた。

「今回和也との婚約を破棄したのも、どうせ気を引くための駆け引きだろうよ。この前の祝宴だって、和
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貴代惠
そうね本人の言葉が何より、裕也さんは事実しか言わないし、誰かさん達みたいに捏造しまくったりしないもの
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