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第367話

Penulis: おミカン
絵里は息を吸い込み、掌の中で拳を固く握った。扉を押し開けて、中に入る。

ちゃんと問い詰めるのだ。いったい、彼は何をするつもりなのか。

そのとき、内側から裕也の抑えきれない怒気が飛んできた。

「頭おかしいのか?」

試着室の中で、郁江は笑いを止めた。目尻を赤くしながら裕也を睨みつける。

「頭がおかしいなら……そうなったのは全部、あなたのせいよ」

好きな人を失った。だから、絶対に妥協なんてしない。他の女と恋愛もしない、そう言ったのは裕也だ。

だから自分は待った。五年も。

それなのに五年後、裕也は……自分の弟の元カノと一緒になろうとしている。

郁江にとって、それは耐え難い侮辱だった。

許せない。憎い。

「今すぐここから出て行け。二度と絵里の前に姿を現すな」

裕也の声は氷のように冷たかった。

郁江は陰険な笑みを浮かべる。

「出て行くわけないでしょ。どうするつもり?あなたは私のものよ。あの女が手に入れるなんて、許されるわけがないじゃない。絶対に、ただじゃおかないわ」

裕也は眉間に深い皺を刻み、堪忍袋の緒が切れた。大きな手が、郁江の喉元を乱暴に掴み上げる。

「なら、よ
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