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第774話

Author: おミカン
議論が迷走を極め、コメント欄は完全に崩壊している。

あっという間に、和也まで巻き込まれている……

その荒唐無稽な憶測を目にして、絵里は心底馬鹿馬鹿しくなる。こんなくだらないスキャンダルで会社のイメージを傷つけるわけにはいかない。

「トレンドから消して」

「はい」

一方、裕也もそのトレンドを目にしていた。午前中の会議中、彼の顔色は終始どんよりと沈み込み、今にも怒りを爆発させそうな空気を漂わせていた。

午前中ずっと、健は生きた心地がしなかった。

幹部たちはそれこそ一人残らずこっぴどく怒鳴り散らされ、提出したプロジェクトの企画書はすべて突き返された。

「どいつもこいつも、こんなゴミみたいなものを出しやがって。やり直せ」

裕也が放り投げたファイルが、バサリと床に散らばる。

幹部は冷や汗をだらだらと流しながら、慌てて書類を拾い集めて退室していく。

これで怒鳴りつけられたのは十八人目だ。

健は彼らに同情の目を向けた。ネット上のトレンドが消えない限り、会社全体がこの地獄のような空気に包まれたままだろう。

「健」

社長室から、裕也の低く冷ややかな声が響く。

健はビクッと背
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