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第889話

Author: おミカン
その言葉が響き渡ると、その場にいた全員がさらに目を見開いた。

「親父、自分が何をしてるのか分かってるのか!」

洋二は顔を真っ赤にして、ヒステリックに怒鳴り散らす。

和也は胸を鋭く突き刺されたような痛みに襲われた。

悲痛な声で訴える。

「爺さん!俺が孫だろ、本当の孫じゃないか!株を赤の他人に渡すっていうのか?

俺がグループの社長になるのを阻んでまで?どうしてだよ!」

二人が何を喚こうと、賢治の態度は揺るがなかった。その眼差しは鋭く、冷酷そのものだった。

やがて、居並ぶ株主や役員たちを見渡し、厳かに宣言する。

「今日この日より、絵里が藤原グループの筆頭株主となる。グループの全権は、彼女に一任する」

絵里は一同に向き直り、堂々とした態度で一礼する。

「皆様、これよりよろしくお願いいたします」

和也の頭は真っ白になり、視界がぐらりと揺れた。

周囲の者たちも驚愕のあまり、次々と起こる予想外の展開に言葉を失っている。

誰もが呆然と立ち尽くしていた。

一体どういうことだ?

会社を和也に任せるのも心許ない。何しろ、彼にはグループ全体を背負って立つだけの手腕がない。

だ
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