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第179話

Author: キラキラ猫
「一体、何が望みなの?」

言われた通りにブロックも解除した。

理不尽な要求にも応えてやった。

これ以上、何を望んでいるというの?

遥はふと何かに思い至った。

視線を下げ、湊のベルトのあたりに目をやる。

その瞳が揺れた。

再び顔を上げ彼の顔を見た時、遥の目には何の感情もこもっていなかった。

「社長、もしその手のご欲求がおありでしたら、お部屋にあるマッサージの案内でも呼んだらどうですか?」

そう言い放った後、湊の瞳の奥が真っ暗に沈み、彼女を射抜くように見つめているのに気づいた。

その眼差しには、まるで黒炎が宿っているかのようだった。

彼女ごと燃やし尽くしてしまいそうなほど。

それもそうか。

選ばれし者である湊の周りに、この数年、女が途切れたことなどないだろう。

風俗の女など、彼が相手にするはずもない。

数年間付き合っていた彼女は、彼があっちの方でかなり要求が高いことをよく知っていた。

わざわざ自分を求めてきたのも、単によく知っている体だったからに過ぎないのだろう。

湊は怒りのあまり、逆に笑いがこみ上げてきた。

自分の意図は、とっくに明確に伝わっていると思
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