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第46話

Author: かけるに
その端正で見慣れた顔が、澄み切った瞳に映った瞬間、梨沙は慌てて礼都の手を押しのけた。

「ありがとうございます、土岐さん......でも、どうしてここに?」

礼都は、顔色こそ青白いものの彼女がしっかり立てているのを確認してから手を引いた。

「知人の息子さんが結婚するって、式に招待されていてな。君は?」

梨沙は、なんて偶然なのだろうと思わずにはいられなかった。

「会場の装飾を担当しているのが曽根さんの会社で、うちはその会社と提携しています。なので、今日は私たちが花火の打ち上げを担当しているんです」

礼都の視線が、梨沙の額に滲む冷や汗に落ちた。

「具合でも悪いのか?」

梨沙は慌てて首を振る。

「いえ、大丈夫です」

そこへ、スマホを手にした唐沢が駆け寄ってきた。

「土岐様、こんなところにいらしたんですか。あれ、秋谷さんも?そうだ、ちょうどお電話しようと思ってたんですよ」

梨沙は不思議そうに目を瞬かせた。

唐沢は礼都をちらりと見てから、声を落として言った。

「今朝お電話したでしょう?車をアンテ社に持って行って、後部座席にチャイルドシートを取り付ける件です」

梨沙は素
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