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第16話

작가: 小円満
私は三日間入院していたが、そのあいだ紗奈が毎日付き添ってくれた。

時生は一度も顔を見せず、春代も来なかった。

あとで春代から聞いたところでは、優子は毎日その栄養品を用意するよう命じたり、細かいことをあれこれ言ってはこき使っているらしい。

そのせいで春代には病院まで来る余裕がなかったのだ。

今日になって、医者から「もう退院していい」と言われた。ただし今後は肉も野菜もバランスよく食べるようにと、念を押された。

私は真剣にうなずいた。

帰り道、スーパーに寄って電気鍋と新鮮な肉や野菜などの食材を買った。

幸い、黒澤家の別荘はゲストルームひとつでも十分広くて、鍋を置いて自炊するスペースはある。

家に戻ると、ちょうど別荘の食卓に夕食が用意されていた。

通りかかったとき、食卓には肉料理も野菜料理も並んでいるのが見えた。

時生は相変わらず精進料理だけを食べていたが、心菜も優子も肉も野菜も食べている。

以前は冷蔵庫に肉類なんて一切置かせなかったはずなのに。

今では、時生の目の前で堂々と肉を食べても、彼は咎めるどころか受け入れている。

結局、彼があんなに厳格に戒律を守っていたのは
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