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第236話

Author: 小円満
時生はそう言い終えると、逆らう余地を与えない迫力で、ぐっと身を乗り出してきた。

私は反射的に顔を背けたけれど、彼の唇は耳元をかすめ、冷たい怒りを帯びたまま首筋に触れた。

「離して!」私は手を上げて彼の胸を押した。爪がスーツの生地に食い込みそうになる。

けれど彼はびくともせず、逆に後頭部をつかむ手にさらに力を込めた。吐息が肌にかかり、ぞくりと震えが走る。

私は思わず冷笑して言った。「景也にいいように利用されて当然よ。本当の敵が誰かも分からないくせに、よくそんなふうにキレられるわね?」

時生は勢いよく私を突き放し、目の奥に荒れた怒りを滲ませた。「……何だと?」

「バカだって言ってるの!」私は真正面から彼を見据え、怒りで震える声を抑えきれなかった。

「あなたの病室、入れるのは私だけじゃないでしょ?優子がしょっちゅう通ってたの、知らないの?私だったら、彼女と景也がどういう関係なのか、ちゃんと調べるけど!」

「もういい!」彼は鋭く遮り、目つきは陰鬱で冷え切っていた。

「自分が汚いことをしたからって、他人に罪をなすりつける気か?昭乃、お前は本当に救いようがないな」

私は深く息を
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