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第1111話

Penulis: 木真知子
「2千万円か?」

「2億円」

お、おう……

高城家の若旦那、どうやら『ちょっとした金額』を勘違いしているらしい。

「おお、ありがとな!樹!」

達也は嬉しそうに満面の笑み。

「ふん、気を付けろよ。パンツまでスッてなくすぞ」

万霆は鼻で笑い、自分の息子にはもっと容赦がなかった。

「桜子、お前はどれに賭けるんだ?」

隆一が優しく尋ねた。

桜子は彼を一切見ず、冷たく言い捨てた。

「誰にも賭けない。命を大事にしたいなら、ギャンブルから離れなさい」

隆一は、彼女がまだ自分を拒んでいるのを分かっていた。

けれど気にしない。

笑みを浮かべ、高城会長――万霆へ向き直る。

「高城叔父さん、僕も少し参加させてください。

KSグループの『啸雲』に賭けます。高城社長と同じ、2億円で」

達也は満足げにうなずいた。

息子の『ご機嫌取りムーブ』は、父としては最高に嬉しいらしい。

「いいぞ、隆一。お前は目がいい。うちの息子よりずっといい」

万霆もニッコリ。

隆一は今日もポイント稼ぎがうまい。

「まあ、遊びだしな。みんな楽しめればそれでいい」

桜子と樹は表情を変えなかったが、
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