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第305話

Author: 木真知子
「本当にあの黒歴史だらけの恥知らずな女を嫁に迎えて、家族全員が取り憑かれたように吸い尽くされるより、ずっとマシでしょ?どうせ婚約式もしていないし、ただの発表に過ぎないんだから、今からでも簡単に切れる関係よ」

「いい加減にしなさい!さっさとご飯を食べなさい!」

宮沢秦は強い視線で白露を睨み、この場にそぐわない話題を持ち出した娘を腹立たしげにたしなめた。

案の定、光景の顔色はさらに険しくなった。宮沢秦はまたも判断を誤り、宮沢家を危険にさらす結果となってしまった。もし柔のスキャンダルが早めに暴かれていなければ、宮沢家は大スキャンダルに巻き込まれて、全国の笑い者になっていただろう。

「奥様!」

その時、執事が複雑な表情でダイニングに入ってきて告げた。「金原様が外で奥様をお待ちです。お話があると仰っておりますが......」

宮沢秦は表情を険しくし、気まずさを感じながら椅子から立ち上がった。

「出て行って会ってあげたらどうだ?結局、親戚なのだから」光景は冷淡な口調でそう促した。

宮沢秦は、今の柔が自暴自棄になっていることをよく理解していた。このまま会わなければ、いつま
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