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第 35 話

Author: 柏璇
蒼司はあなたのメンツを気にして口をつぐんでいるけれど、私はこの顔に泥を塗ってでも言わせてもらうよ」

彩乃は三人をまっすぐに見据えた。

いつからだろう。私のそばに、誰もいなくなったのは。

真理を恨んでいる。彼女が現れたせいで、一夜にして無責任な継母の烙印を押されたから。

でも、それ以上に蒼司を恨んでいる。

どうして、誰にでも私の顔を踏ませることを許すの?

彼は一度たりとも、私の気持ちを気にかけたことがない。

もう、我慢しない。

子どもたちの誕生日は終わった。こことも、そろそろお別れだ。

でも行く前に、この胸につもった屈辱は置いていく。

きっちり返していく。

彩乃は傘を置き、家政婦に合図した。

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Yasuko Tsujino
お婆さん、口をつぐんで。邪魔
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