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第 448 話

Penulis: 柏璇
拓海が何気なく話を振った。「で、お前たちはどうしてまだ子どもを作らないんだ?」

「詩織がね、自分の立場をちゃんと固めてからにしたいって言ってるんだ」慶一が答える。

拓海は眉をひそめた。「今の時点で、もう十分安定してるだろ?」

姑にまで大事にされてるじゃないか。

そんなの、誰だって知っていることだ。

慶一は小さく笑った。

母親は最初こそ、嫁のことで我慢ばかりしてる、と言われていたが、今では他の名家の奥様たちにからかわれても、胸を張ってこう言えるようになった――うちの嫁は優秀なの。それが私の誇りよ、と

家の中が少し騒がしかった時期もあったが、詩織は一度も彼に愚痴をこぼさなかった。どんな問題も、自分
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