Ep65:部屋での余韻と新たな予感

～ 部屋への帰還とフウの満足感 ～

お風呂タイムが終わり、フウは満足げな表情で大浴場を後にした。湯気とクラスメイトのざわめきを背に、彼の心は興奮と達成感で満たされていた。タクミを虐め、性器を触って液体を出させることに成功したことが、フウの好奇心をさらに掻き立てていた。脱衣所を抜け、部屋に戻る足取りは軽く、口元にはニヤリとした笑みが浮かんでいた。

「やったぜ…タクミの反応、完璧だった。俺の知識、正しかった。みんなの驚いた顔も最高だったな。」

フウの内心では、クラスでのリーダーとしての地位を強化したという自己満足が渦巻いていた。しかし、この行為が他者に与える影響についてはまだ考えが及んでいなかった。この満足感は、フウに自己反省の必要性を気づかせる可能性を秘めていたが、彼はその時点では無自覚だった。

部屋に戻ると、フウは同部屋のナツキがベッドに座っているのを見つけた。ナツキは穏やかな性格の少年で、フウとは対照的に争いを避ける傾向があった。部屋の薄暗い照明の下、ナツキは本を手に持っていたが、フウの異様な興奮に気づき、顔を上げた。

「フウ、お前、なんかテンション高いな。何かあったのか？」

ナツキの声は穏やかで、好奇心と少しの心配が混じっていた。フウはベッドにドサリと座り、興奮を抑えきれずに話し始めた。

「ナツキ、聞いてくれよ！ さっきの大浴場で、タクミをやったんだ。タオルを落として、モノを触ったら液体まで出た！ みんなが笑ってて、最高だったぜ！」

フウの声には誇らしげな響きがあり、目を輝かせていた。この行為はフウの趣味や好奇心に基づくもので、彼にとって知識を試す実験だった。

～ 興奮のエスカレートとナツキの複雑な反応 ～

フウの興奮は収まるどころか、さらに高まっていた。タクミの反応を思い返すたびに、心拍数が上がり、好奇心が抑えきれなくなっていた。ナツキとの会話の中で、フウはナツキの注意を聞くことなく、衝動的に手を伸ばし、ナツキの肩に触れた。ナツキは驚いて身を引いた