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第 17 話

ผู้เขียน: 水守恵蓮
last update วันที่เผยแพร่: 2026-02-02 09:28:08

その日は、一日通して大きなトラブルもなく、穏やかに遅番業務を終えることができた。

夜勤者への引き継ぎも滞りなく済み、私が帰り支度をしていると。

「お先」

氷室さんは右肩にひょいとリュックを背負い、椅子の背もたれに掛けていた上着を小脇に抱えて、デスクから離れていった。

「あ。……お疲れ様です」

休憩に入る時と同様、業務以外は塩対応継続――。

私はここでもがっかりして、肩を落とした。

いや、でも、昨日までと比べたら、どう考えたって大きく一歩前進だ。

昨夜のアレで、彼が聞いてくれると言った願いは一つ。

渋々なのがわかりやすいけど、約束は守ってくれている。

一つ上手くいったからって、調子に乗ってあれもこれもと願う私は、確かに彼が言う通り欲張ってる……。

「お先……失礼しまーす……」

夜勤の同僚に尻すぼみの挨拶をして、私もオフィスを後にした。

従業員用のセキュリティゲートを通過して空港ターミナルから出て、地下にある電車のホームに向かう。

業務時間中はあんなにウキウキ張り切っていられたのに、仕事から離れると、帰宅の足取りは重い。

「はあ……」

電車の自動改札に定期券のICカードを翳
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