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第7話

Author: 水恋し
映像の中で、優一は手術台の前に立ち、術野から目を離さないまま処置を続けていた。

そこへ、けたたましい着信音が鳴り響く。

それでも優一は手を止めず、そばにいた助手の医師に言った。

「誰からか確認しろ。紗穂なら出なくていい」

助手の医師は着信画面を見て、声を落とした。

「広中先生、相川さんからです……」

その言葉が終わるより早く、優一は手にしていた器具を置き、振り返って怒鳴った。

「なら早く出ろ!何をぐずぐずしている!」

助手の医師は一瞬、手術台の上の葵へ目をやった。

それからためらうように、通話をつないだ。

電話の向こうから聞こえてきた律子の声は、今にも泣き出しそうだった。

「優一さん……あの検査結果、本当に誤診だったの?やっぱり不安で……拓馬が今朝起きてから、ずっと苦しいって言っているの。一度だけでいいから、見に来てくれない?」

「律子、落ち着け。俺が診断を間違えるはずないだろ。拓馬は大丈夫だ。何ともない」

「もう私と拓馬のことなんて、どうでもよくなったの?どうして急にそんな冷たいことを言うの……?」

律子の声はさらに震え、涙まじりになっていった。

何度も
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