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第 113 話

作者: 江上開花
30分後、亜夕美は身支度を整え、清潔な服に着替えて、ホテルのレストランに座っていた。

傍らでは、まだ箸の使い方もおぼつかない碧唯が、飽きることなく亜夕美の茶碗に料理を挟み、しきりに食べるように勧めていた。まるで亜夕美が空腹になるのを恐れているかのようだった。

「ママ、これ、カニ味噌チャーハン食べて」

「ママ、この焼肉美味しいよ」

亜夕美は「うん」と答え、碧唯に小鉢を分けてあげた。

「佐武社長はどうしてこちらの病院に?病気ではないですよね?」彼女は尋ねた。

碧唯はすぐに言った。「遠野おじさんがね......」

静樹はちょうどカップを手に茶を飲んでおり、カップの縁越しに彼女をちらりと見ると、ゆっく
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