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第 194 話

作者: 江上開花
数人が食事を半分ほど食べた頃、外でまた騒がしくなった。

今度はデザートが届けられたのだ。

菜実は外を一周して戻ってくると、顔の表情は虚ろで呆然としていた。「グリボがデザートとコーヒーを配達しているんです」

グリボのデザートは毎日数量限定で、高価で少量だ。そこのものを買いたければ事前に予約が必要だが、今、安物のように撮影現場に届けられているのだから、菜実が驚くのも無理はない。

保司は、やってくる途中に路加の控え室で見た光景を思い出し、思わず将臣が自分と路加のために場を設けているのだと思った。「辰川社長の奢りですか?」

「いいえ」菜実は亜夕美の方を見て、言いたげに口ごもった。

亜夕美は心臓がドキリ
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