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第 344 話

Author: 江上開花
600万円と聞いて、亜夕美は息を呑んだ。「あなたは本当に気前がいいわね」

将臣の家庭医の給料はその半分程度しかないのに。

亜夕美は思った。静樹は誰に対しても気前が良く、お金を紙のように撒き散らして遊んでいる。

彼女は静樹を支えて階段を上りながら、心から言った。「静樹、そんなお金の使い方はだめよ。無駄遣いわ。どれだけ豊かな財産があっても、そんなに無駄遣いしない方がいいでしょう?」

彼女が考えているのは、彼が自分に使ったお金のことだ。彼女が十年不眠不休で働いても、その借金を返せるかどうか分からない。

静樹は頷いて同意した。「俺は金銭感覚がないんだ。資産運用もよく分からない。いっそ君が俺の財産を管理
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