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第 579 話

Author: 江上開花
由紀子の言葉は、亜夕美にとっても一つのきっかけとなった。

旭の言葉を思い出し、次に江武市に戻った時、静樹としっかり話し合おうと決心した。

だがその前に、確認しておきたいことがあった。

例えば、高柳を破滅させたのは一体誰なのか。

翌朝早く、颯斗は亜夕美から電話を受けた。

「おはようございます、森野さん」

「おはようございます、水無月さん」亜夕美は前置きを一切省いた。「東煌が倒産したのは、静樹が絡んでいますか?」

颯斗は思わず笑った。

この二人は本当に面白い。俺を電伝虫か連絡係だとでも思っているのか?

「明らかでしょう?高柳が静樹の前で暴言を吐いたから、静樹が少しばかり『お仕置き』をしたんですよ。
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