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第 578 話

Penulis: 江上開花
「でも、あの人はすごく執念深いんです。今日私を庇ったせいで顔に泥を塗られたと思ってるはずだから、絶対に恨んでます。裏でコソコソ何か仕掛けてくるかもしれないので......どうか気をつけてくださいね」

亜夕美は聞いていないかのように、携帯の画面を素早くタップし続けていた。

彩枝は空気を読み、それ以上話しかけるのをやめた。

ところが次の瞬間、亜夕美が突然顔を上げて尋ねた。「神崎さん、うちの事務所に来る気はない?」

彩枝は頭が真っ白になった。「......えっ?」

亜夕美は携帯を軽く振ってみせた。「今、神崎さんの事情を由紀子さんに話したの。もしあなたが移籍したいなら、違約金の心配はしなくていいって。
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