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第292話

ผู้เขียน: 一燈月
あの晩、圭介は電話を受けると、何も言わず、部屋に戻ることもなく、そのまま去っていった。

小夜を大学まで送ったのは、彰だった。

その後何日も、圭介は姿を見せず、大学で会うこともなかった。彰さえも大学から姿を消し、二人の消息はぷっつりと途絶えた。

当時の小夜は、心配するよりもむしろ安堵していた。

圭介が忙しいなら、それに越したことはない。あの男と渡り合うには、かなりのエネルギーと精神力を消耗するからだ。

来ないなら、その方がいい。

契約恋愛の期限も、刻一刻と終わりに近づいていた。

彼女はプロジェクトの学習に没頭した。

そして、契約期間終了の一週間前。青山率いるチームのプロジェクトに一定の進展があり、メンバー全員でレストランに集まって祝賀会を開いていた時のことだ。

偶然にも、よく圭介とつるんで球技や遊びに興じている友人グループに出くわした。彼らは騒がしく何かを話していた。

「そういや最近、圭介全然顔出さねえな。影も形もないぞ」

「ああ、あいつもう来ねえよ」

「どいうこと?」

「知らねえの?圭介、若葉さんと一緒に海外留学したんだよ。もう発って一週間になる。数年は戻って
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