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第390話

Author: 迷い魚
莉乃は部屋に入った途端、我慢できずに誠一へ身体を寄せ、腰へ腕を回した。

甘えるような声で言う。

「怒らないで。今日は紗和に、おじいさまの時間を全部取られてしまったの。本当は、あなたがどれほど有能なのか、きちんと紹介したかったのに。

でも安心して。私が頼めば、あの案件は必ずあなたに任せてもらえるわ。それより、輸送船と設備メーカーの手配は済んでいるの?」

誠一は扉を閉め、莉乃の唇に軽く口づけた。

「俺に任せておけ。これまでお前を満足させられなかったことがあるか?」

莉乃は色っぽい目を向ける。

「それならいいわ」

窓辺の板張りの床には、厚いウールの絨毯が敷かれていた。

誠一は窓のレースカーテンを引き、莉乃をその上へ横たえる。

腹はもうかなり大きい。子供に負担をかけないよう、いつも以上に慎重にならなければならない。

40分後。

莉乃は頬を赤く染め、荒い息をつきながら誠一の腕に身を預けていた。

誠一の太腿を指で撫でていると、彼が使用済みの避妊具をごみ箱へ捨てるのが見えた。

莉乃は誠一の胸を押し、甘えるように責めた。

「もう妊娠しているのに、どうしてまだ使うの?今さら
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