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第10話

Author: 青の波
裁判当日、私は落ち着いた服に身を包み、颯太とともに法廷へ足を踏み入れた。

克哉と美羽も、弁護士と一緒に来ていた。

美羽は相変わらず派手な格好をして、負けるはずがないと言わんばかりにふんぞり返っている。一方の克哉はずっとうつむいたまま、私の顔を見ようともしない。

傍聴席には浩と菖蒲の姿もあった。二人は顔をこわばらせ、私をじろじろと睨みつけていた。

静まり返った法廷には重苦しい空気が流れ、裁判官が中央に座り、左右には係官が立っていた。

開廷し、双方の弁護士が順に主張と意見を述べていく。

相手の弁護士は、美羽がうつ病を患っていると必死に弁解しようとした。

私が押されたのは単なる事故、薬を飲ませたのも証拠のない臆測、財産の隠しについては克哉個人の勝手な行動であり、美羽とは無関係だと言う。

しかしその詭弁は、私が提出した動かぬ証拠の前では何の意味もなさなかった。

すべての証拠が一本の線でつながり、反論の余地はなかった。

美羽は法廷で喚き散らし、悲劇のヒロインを演じて同情を買おうとしたが、裁判官に厳しく制止された。

克哉は突きつけられた証拠を前に観念し、その場で全ての事実を認
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