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第1020話

Author: かおる
「こんな人間が、当主だって?

冗談でしょう。

でたらめを並べて、騙して手に入れた地位なんじゃないの?」

「当主の言葉には重みがあると思ってた。

なんだよ、平気で嘘をついていいなら、俺がやってもいいじゃないか。

できなかったら、冗談だったで済ませればいいんだろ?」

「拉致に傷害。

司馬怜央って、さっき話題に出てた石油王や金融家の御曹司と、何が違うの?」

「証拠を警察に提出して、法の裁きを受けさせるべきだ!」

「上の人、ちょっと甘すぎる。

M国は典型的な資本主義国家だぞ。

今日提出した証拠が、明日には消えてる、なんてことも普通にある。

法律が、本当に資本家を裁けるなら、世の中に、こんなに悪党がのさばってるわけがないだろ」

「ってことは――

さっき配信で、警察に任せろって言ってた人、ちょっと怪しくない?」

「確か、星野の兄だったよね。

はは......

あれ、彼女に少しでも良いことが起きるのが、心底気に入らないんじゃない?

下手したら、星野を追い詰めて、創業株を山分けする気だったんじゃないの?」

コメント欄に飛び交う、容赦のない言葉の数々。

それを目に
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