キミイロワタシコイゴコロ

キミイロワタシコイゴコロ

last updateÚltima actualización : 2026-08-31
Por:  暗黒神ゼブラActualizado ahora
Idioma: Japanese
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過去の出来事から罪悪感を感じ自分はみんなから嫌われなきゃいけないと考えながらも、みんなから嫌われたくないという理由から自分自身の想いを押し殺し"優しい良い人"を演じている主人公の白本愛海(しらもとあみ)と困っている人を放っておけず助けてしまい演じずとも"優しい良い人"になっており、みんなから好かれており、主人公の白本愛海が想いを寄せている同級生の黒瀬彩那(くろせさな)の二人が気づかぬうちに互いの色に染まり合い二人が自らのことを今より少し好きになる。 この物語は愛海の心の内で秘めている恋心から始まった。

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Capítulo 1

第一話秘めたる想い

第一話秘めたる想い

誰かに好きな言葉を聞かれれば私、白本愛海(しらもとあみ)はこう答える。

『"優しい"って言葉が私は好き』と

その後に続けてこう呟きもするだろう

『でも嫌いな言葉も"優しい"……なんだよ』と。

『好きと嫌いは表裏一体』その言葉が脳裏に浮かぶ。

なぜ好きな言葉や嫌いな言葉の話になったかと言うと今日の授業で『好きな言葉と嫌いな言葉を考えなぜ自分がその言葉が好きであり嫌いなのかを考えてみよう。そうすれば自ずと自分自身のことを分かるようになる』みたいなことをしたから

そうして私はその理由を考えてみた。

そしてなぜこの言葉が好きな理由は……私が密かに想いを寄せている相手、彩那(さな)が誰に対しても優しいから。

私の幼馴染であり一番の親友なのが黒瀬彩那(くろせさな)

そして私の初恋の相手も……。

私は彩那のそういう優しさに惹かれたのに……嫉妬してるんだ。

彩那が私以外の誰かと……誰かと話してるから!!

付き合ってもないのに嫉妬してるなんておかしい、こんな私は嫌われるに決まってる。だから

私はそう言い聞かせている……周りから見れば別におかしくはないのだろう。多分普通なんだと思う、好きだから嫉妬する。

私が優しいという言葉が好きな理由は彩那のことが好きだから

嫌いな理由は私が自分のことが嫌いだから。

これだけだとわからないと思うから説明すると私が同級生や先生から『白本(しらもと)さんは本当に優しいよね』と言われる。

けど私はただみんなに嫌われたくないから動いているだけ……なんだけどな。

私がそんな考えで動いていることに気づいてる人もいると思う。

私は自分の愛されたいという感情を抑えたいが心の隙間から溢れ出たものが理性を少し壊す。

その結果"優しい"と言われるだけ

結局私は自己中というやつなんだよ

私は好きな人に気持ちを伝えることさえ出来ない意気地なし……本当は拒絶されて今までの関係が壊れるのを怖がっている弱虫なんだ。

私は昔からそう、なにもかもを怖がって怯えてばかり……でもいつも怖がってないフリをしてなんとか自信があるように見えるようにしてやり過ごしていた。

そうしてたら頼られるようになった。

私は頼られることが嬉しかった……だって必要とされていると思えたから。

だから私は余計に無理をした。

しかし彩那には私が無理をしているのが分かるようだ……彩那にだけは気づいてほしくないんだけどな

彩那が私を心配したように

「……あのさ愛海(あみ)無理してるでしょ、悩みがあるならいつでも言ってよ。私、愛海が辛い思いをしてるのが嫌だから……でもいやなら言わなくていいからね」と言ってくれた。

本当は彩那に悩みを言いたい……でも否定されるのが怖い

「ごめん彩那……今は言えないかな。でもどうして気づいたの?」

彩那が答えたことは私自身気づいてなかったことだった。

「だって愛海たまにこんな暗い表情してるよ」

そういって彩那は私の写真を見せてきた。

この写真いつ撮ったのって気になったけど今は聞かないようにした。

理由はたまにするって彩那に言われたこの顔を今後なるべくしないようにするために。

(ちなみに背景の花は彩那が写真を加工してつけた物です)

私ってあの時こんな顔してたんだ……確かこの時って笑顔の練習してたんだけど、顔を作ってる最中に辛いことを思い出して…………一瞬で真顔になったんだ。

最近妹の咲美(さきみ)から『お姉ちゃん最近さ無理して笑顔作ってるでしょ、だって笑顔になってもすぐに真顔になることが多いよ……家族なんだし言ってくれてもいいんじゃない? 私だってお姉ちゃんの助けになりたいよ!! お姉ちゃんは頑張りすぎなんだからたまには頑張らないのも大事なんじゃないの?』って言われる。

私がそう考えている時に彩那が小さな声で

「だって愛海いつも誰もいないのを確認したあとにこの顔するんだもん。こんなの見たら分かるよ……本当はこんな辛そうな顔をするまえに私に相談してほしいんだけどなぁ」

「ねえ彩那、本当は私!!…………ごめんなんでもない。そんなこと言われたら気になっちゃうよね。でも本当に……その、なんでもないから」

私はつい本音を言ってしまうところだった。

分かっている、本音を言えば全てが壊れることを。

彩那は私の家の事情も知ってる。

家の事情というのは私と咲美が親から虐待を受けていること、そして私が咲美を連れて家を飛び出したこと、私がバイトをして生計を立てていること。

咲美と私が住んでいる家は叔母が大家をしており、そこを借りていてそこで暮らしていること。

だから……優しい彩那は心配するんだろうな

「……ねえ愛海……その、今日の授業で好きな言葉と嫌いな言葉のことで班で話し合いしたでしょ……愛海はどんな言葉が好きなの? 私は『自分を愛せるのは自分だけ』とか『緊張は本気の証』とか……まあそういうのかな。

他にもあるんだけど、特に元気がもらえたのがこの言葉なんだよ」

その二つの言葉って中学生の時に私が彩那に言った言葉…………覚えてくれてたんだ、嬉しい。

私が嬉しさを噛み締めていた時彩那が何か呟いた。

「……まあ愛海が言ってくれた言葉なら全部好きなんだけど……今はまだ"友達"のままでいたいけど、いつか……」

「彩那何か言った?」

今私難聴系主人公みたいなこと言った気がする。

でも難聴系主人公は好かれてるけど私は違う。

私は彩那に好かれるほどの人間じゃない……そもそも彩那には私なんかよりいい相手を選んでほしいし幸せになってほしい。

彩那が『なんでもない』と頬をさくらんぼのように赤く染めながら言ったのを見て私はかわいいと思ってしまったのと同時に、少し気まずいとも思ってしまった。

彩那はどう思ったか分からないけど……少しの間無言の時間が過ぎた時、部屋の外から走る音が聞こえてきた。

ドタドタドタドタ……ガチャ

「たっだいま~お姉ちゃ~ん咲美が帰ってきたよ!! あれっお姉ちゃんの部屋に彩那ちゃんがいるってことは…………あっもしかして私お邪魔だった? ごめんねお姉ちゃんそれじゃ私は外走ってるから頑張ってね~」

そして咲美はまたドタドタ足音を立てながら部屋を出ていった

「ちょっと咲美!?」

私は思わず叫んでしまった

咲美……私に気を遣ってくれたみたいだけどね……余計恥ずかしいし気まずいから一緒に居てくれたほうが良かったかな!!

どうしようさらに気まずくなった気がするが、それが杞憂だったことはこの後の彩那の言葉で分かった。

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第一話秘めたる想い
第一話秘めたる想い 誰かに好きな言葉を聞かれれば私、白本愛海(しらもとあみ)はこう答える。『"優しい"って言葉が私は好き』とその後に続けてこう呟きもするだろう『でも嫌いな言葉も"優しい"……なんだよ』と。『好きと嫌いは表裏一体』その言葉が脳裏に浮かぶ。なぜ好きな言葉や嫌いな言葉の話になったかと言うと今日の授業で『好きな言葉と嫌いな言葉を考えなぜ自分がその言葉が好きであり嫌いなのかを考えてみよう。そうすれば自ずと自分自身のことを分かるようになる』みたいなことをしたからそうして私はその理由を考えてみた。そしてなぜこの言葉が好きな理由は……私が密かに想いを寄せている相手、彩那(さな)が誰に対しても優しいから。私の幼馴染であり一番の親友なのが黒瀬彩那(くろせさな)そして私の初恋の相手も……。私は彩那のそういう優しさに惹かれたのに……嫉妬してるんだ。彩那が私以外の誰かと……誰かと話してるから!!付き合ってもないのに嫉妬してるなんておかしい、こんな私は嫌われるに決まってる。だから私はそう言い聞かせている……周りから見れば別におかしくはないのだろう。多分普通なんだと思う、好きだから嫉妬する。私が優しいという言葉が好きな理由は彩那のことが好きだから嫌いな理由は私が自分のことが嫌いだから。これだけだとわからないと思うから説明すると私が同級生や先生から『白本(しらもと)さんは本当に優しいよね』と言われる。けど私はただみんなに嫌われたくないから動いているだけ……なんだけどな。私がそんな考えで動いていることに気づいてる人もいると思う。私は自分の愛されたいという感情を抑えたいが心の隙間から溢れ出たものが理性を少し壊す。その結果"優しい"と言われるだけ結局私は自己中というやつなんだよ私は好きな人に気持ちを伝えることさえ出来ない意気地なし……本当は拒絶されて今までの関係が壊れるのを怖がっている弱虫なんだ。私は昔からそう、なにもかもを怖がって怯えてばかり……でもいつも怖がってないフリをしてなんとか自信があるように見えるようにしてやり過ごしていた。そうしてたら頼られるようになった。私は頼られることが嬉しかった……だって必要とされていると思えたから。だから私は余計に無理をした。しかし彩那には私が無理をしているのが分かるようだ……彩那にだけは気
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第二話鈍感な姉妹
第二話鈍感な姉妹 私は咲美が放った『私お邪魔だった?』の一言を聞いてこれだと彩那が私の気持ちに気づいてしまうのではと思ってますます、気まずくなってしまったと思っていたのだけど……彩那の方はそう思ってなかったみたい。「……ねえ愛海、もしかして咲美ちゃん何か勘違いしちゃったのかな? 私と愛海はまだ付き合ってないのにね。だから一緒に居てもいいのにね」 私はある言葉に疑問を抱いた。 それは『まだ付き合ってない』の部分だ。 “まだ”ってことはいつか付き合ってくれるって事なのかな? 期待してしまったら期待通りにならなかった時のショックが大きくなってしまう。 分かってはいる自分勝手だってことは。 私は動揺を隠すように棚の中に入っていたカードゲームを取り出し彩那にこれで遊ぼうよと誘った。 そのゲームとはジェンガだ。 どうしよう、よりによって彩那とやると余計に恥ずかしいゲームを選んじゃった。 どうして恥ずかしいかというと……手が触れるかもしれないし どうしてこのゲームがあるかというと……まあ咲美が『お姉ちゃんが彩那ちゃんと遊べるように買っておいたよ!!(これで手が触れるかもしれないドキドキとゲームのドキドキで……というかお姉ちゃんジェンガが倒れたのと同時に彩那ちゃんを押し倒しちゃえ!!)』と 彩那は「懐かしいし楽しそうだから二人でしよ」と満面の笑顔で言ってくれた 遊ぼうと言ったのを少し後悔しつつも彩那と一緒にこのゲームを出来る嬉しさの方が勝ってしまい顔がニヤけそうになるのをなんとか抑えた。 そして場面は咲美に変わる お姉ちゃんどうだろう? 今回こそ彩那ちゃんと上手くいってくれればいいんだけど。 お姉ちゃんはなんで彩那ちゃんの気持ちに気づかないんだろ? ……多分お姉ちゃんは『自分のことなんて誰も好きになってくれるわけがない』とか思ってるだろうけど、というか絶対思ってるよね。 だってそう言いながら泣いてるもん寝る前に……でもこれってお姉ちゃんには言わない方がいいよね。 走りながら私は考えごとをしていた時どこかで見たことのあるような女性とすれ違った。 するとすれ違った女性が私に話しかけてきた「あれ、さきみんじゃん!? まさかここで会えるなんて思わなかったよ」 私のことをさきみん呼びするのは一人しかいない「まさか灯凪(ひな)!? やっぱり灯凪
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第三話決意と準備
第三話決意と準備私は彩那の『咲美ちゃんが錦秋通りに行くなら私たちも行ってみる?』という誘いに乗って行くことになった。彩那と錦秋通りに行けることは嬉しい…………嬉しいけどやっぱり咲美が心配だなぁと思いつつも咲美が幸せになるかもしれないことを嬉しく思う自分もいる。すると彩那が「ねえ愛海ちゃんと飲み物と食べ物持って行くよ。確かあの通り、花見出来たよね……だからさ咲美ちゃんの様子を見たあとでも花見してから帰ろ……ね、ダメかな?」彩那の頼みは私が断れないって彩那は知らないんだろうなぁ「いいよ花見してから帰ろう……でも家に花見に合いそうな物ってあったっけ?」彩那はいつもの明るい笑顔で「分かんない無かったらなかったで二人で買い物に行けばいいじゃん」「買いに行くにしてもお金はどうするの、彩那?」私が聞くと彩那は嬉しそうに紙を見せてきた「じゃじゃ~ん!! 『スーパーマーケット天下統一天野店』で昨日までしてた『対象商品を買ってシールを集めて応募すると商店街で使える一万円分商品券が千名様に当たる!!』ってキャンペーンで当たった商品券……これを使えば一万円分なら買い物できるよ!! 本当は当たると思わなかったから驚いてるよ~」そんな貴重な物を私に使っていいのかな……「本当に彩那がこの人と行きたいって思える人に使ってくれた方が私は嬉しいんだけどな…………」彩那が「私は一番好きな……友達の愛海と行きたいから誘ったんだよ。もしかして私とじゃ嫌だった?」と聞いてきたことにどうしてだろうと思ってたら一つ気づいた。「ねえ彩那もしかして私考えてたこと口に出てた!?」私が彩那に聞くと彩那はこくりと首を縦に振った。そして聞かれたことに私は照れながら答えた。「私は彩那に一番好きな友達って言ってもらえて嬉しいし……彩那と行けることは嫌じゃない……はっきり言うね、誘ってもらえて嬉しいよ」私がそういうと彩那は嬉しそうに「ありがとう……私も愛海と行けるの嬉しいからさ……これからもた~くさん思い出作ろうね!! さあ早く行こ行こ!!」彩那はそういいながら私の手を引き、走り出した。「ちょっちょっと彩那!? 冷蔵庫まだ見てないでしょ!!」私がそういうと彩那が焦りながら「ごめんごめん見てなかったね。楽しみで早く行きたくて……」そして私と彩那は冷蔵庫を見に行った。冷蔵庫の中に入
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第四話一歩一歩前へ私と彩那はスマテンでたくさん買い物をしたので両手いっぱいのカバンに商品を入れて交代交代に錦秋通りまで運んでいた。三十九分後「はあ、はあさっき休憩したばっかだから体力回復したと思ったんだけど……さすがに買いすぎたかな……よいしょっと」「愛海代わろうか?」「だ、大丈夫彩那に持ってもらってばっかだから……もっと体力をつけていれば良かったよ」私が彩那に遠慮していると自動販売機の前に見知った顔の男性がいた。「お~愛海ちゃんおはよー、今日も食べ物ないの?」「高原さんおはようございます」そうこの男性は私に会うたび食べ物を要求してくる『タカリの高原』として有名だと、食べ物を渡したあとに知った。「今日は……飴ならあるのでそれで我慢してください」私は"優しい良い人"を演じたくなくてもつい演じてしまいタカられる前に食べ物や飲み物を渡してしまう。私が口をつけたペットボトルの水を飲まれたこともある。いつもは高原さんのペットボトルに水を入れていたのだが、その時は持ってないからと渡してしまった。本当は断りたいし出来ることならあまり関わりたくないこの街には『タカリの高原』『イビリの佐竹』『オゴリの松本』『ネタミの勝俣』の迷惑四天王と近所の人から言われている人間がいる。私は『タカリの高原』に目をつけられた……とその話はここまでにしようかな。十分後私は高原さんにはポケットに入れていたのど飴を渡した後錦秋通りに向けて歩き始めた。「ごめんね彩那……私いつもあんな感じなんだ。彩那の前だと素を出せるんだけど、他の人の前だと"優しい良い人"を演じちゃうんだ。引いたでしょ」すると彩那は怒ったような顔をして「引くわけないでしょ!! 優しい良い人を演じることの何がいけないの!? 誰だって素を見せるのは怖いものだよ……愛海だけじゃなくて私だって本当は怖いんだよ」「……本当に?」「本当だよ……えへへ、怖がってるようには見えなかったでしょ」「うん、いっつも彩那は周りを笑顔にしてたからさ(私彩那の表面しか見てなかったってことなのかな、それは嫌だな。やっぱり彩那のことは全部知りたい)」「えへへ、私は愛海の前だと思えばいつもより強くなれるんだよ」彩那がそう思ってくれてるなんて私知らなかった私は彩那のことをもっと知りたいと思い「ねえ彩那今日から交換日記し
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第五話染まり合う仲私と彩那が大荷物を抱えて目的地である錦秋通りに向かっている。私は錦秋通りで彩那に気持ちを伝えるつもりでいる。彩那にだけは知ってて欲しい、私の気持ちを。三七分後「ねえ彩那……着いたし、ちょっと飲ませて」私はさっきのスマテンで買った一.五リットルのミルクティーを飲んだ。ゴクゴク「ぷはぁ……やっぱりミルクティーは美味しいっ!! 普段はこの距離ならあまり疲れないんだけどさすがにこの大荷物だと疲れるね彩那」「だねぇ……私にも一口ちょうだい、お願い」「いいよ……というか二人で飲むために買ったんだから」いつもの私なら『これって間接キス!?』とか動揺するんだろうけど、彩那も疲れてるだろうから今は彩那の願いを叶えるのが先って考えてるけど照れてないわけじゃない!!「別に一口じゃなくてたくさん飲んでもいいから……どうぞ」「ありがとう…………ふぅ、うん美味しいね。ねえ愛海せっかく錦秋通りに来たし記念に写真撮ろうよ」「写真は嬉しいんだけど記念ってなんの?」「だ~いすきな愛海とのデート記念!! なんてね……えへへ(デートスポットって言われてる錦秋通りに愛海と二人で来れたからって浮かれてすっごいこと言わなかった私!? 今の愛海どう思ったかな? 嫌だったかな? というか『だ~いすきな愛海』って言ったよね私、それってもう告白じゃん!! 告白する時はもう少し雰囲気のいい場所で……ってここデートスポットだから雰囲気は充分あるよね、うんじゃあオッケーだ!! ダメだよこんな大荷物二人揃って持ってるだけで雰囲気台無しだよもーー!! よし、今は恥ずかしいから……こ、今度もっかい言うぞおーー!!)」「なっななななな今彩那なんて言った? もしかして私のこと好きって言ったの!? 私も同じだから本当に嬉しい」「あっありがとう……その……愛海声に出てるよ」「えっ嘘……はっ、恥ずかしいから忘れて!!(でも結局はここで伝えるつもりのことだから)やっぱり忘れないで、彩那が言ってくれたんだからちゃんと私も伝えるよ。私も彩那のことが好き、ずっと……だから今度ここに来る時は……本当のデートがいい」「今度は本当のデートでここにって……ほんと、嘘じゃないよね?…………嬉しい」「ちょっと……泣かないでよ彩那、私まで…………」そして私と彩那は付き合うことになり嬉しさのあまり二人と
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第六話お悩み相談
第六話お悩み相談珍しく咲美が私に相談をしてきたので、私は全力で乗ることにした。いつも咲美には私の相談ばかり聞いてもらっているから役に立ちたい「ねえ、お姉ちゃん私……錦秋通りで灯凪(ひな)に告白されたんだ。そのことは嬉しくて……でも私今の灯凪のことあまり知らなくて、昔みたいに友達としては好きって思うんだけど恋人になるって考えると、まだ分からなくて、どうしたら良いのかなお姉ちゃん?」「んんん、どうしたらいいか……咲美は友達としては灯凪ちゃんのことが好きなんだよね?」「うん」「でも恋人としては、分からないと」「そう……言ってるよ」「それってさ多分私と彩那も一緒だと思うんだ。私と彩那は今日付き合ったばっかだから、朝までは"友達"だった訳なんだよね。私たちはすぐ付き合うってなったけど、まずはお試しって形でもいいんじゃない? 咲美と灯凪ちゃんが良ければだけど……あぁごめん、そういうの嫌だったらほんと嫌って言ってくれて良いから!! 友達として相性が良くても恋人としては合わないって話をよく聞いたから、どうかなって思っただけなんだ」「…………お試し、なんだか弄んでるみたいでちょっと嫌だけど、本気で付き合って灯凪を傷つけるかもしれないならまずはお試しからっていうのも……ちょっと灯凪と話してくる!! お姉ちゃんありがとう聞いてくれて」咲美はそそくさと走っていった。相談……上手く乗れてたかな?彩那が相談に乗ってるのを前に見たからそのやり方を真似してみたんだけど。十分ほどが経った時、彩那が私の部屋に入ってきた。ガラガラ「ねえ愛海咲美ちゃんからの相談ってやっぱり……」「うん、灯凪ちゃんのことだった」「灯凪ちゃんは『さきみんに告白したんだけど反応を見る感じ不安で……続きは一旦私の家でって言われて……覚悟はしてるんだけどちょっと、いやだいぶ怖くて聞いてほしくて』って感じだったよ」私と彩那はソワソワしながらもスマテンで買ったものを食べて待っていた。五分のショートアニメを二話見た頃……だから十分経った時ドタドタドタと走る音が聞こえた。その後扉が思いっきり開いた。「彩那姉……間違えた。彩那先輩……さきみんとお試しですが、付き合えました!! 愛海先輩が提案してくださったのですよね……ほんと、本当にありがとうございます!!」私と彩那は喜んだが、私は灯凪ちゃんに
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第七話朗報
第七話朗報私は灯凪(ひな)をデートに誘うためにお姉ちゃんの部屋に向かっている。ダダダダダガチャ「ねえお姉ちゃん灯凪いる?」「咲美ちゃん、シー愛海今眠ってるから。それと灯凪ちゃんなら居間で待ってるよ」「彩那ちゃんありがと」「どういたしまして、頑張ってね咲美ちゃん」「うん、頑張るね。彩那ちゃんもお姉ちゃんと幸せにね」私は彩那ちゃんに灯凪が居間で待ってると教えてもらったので向かった。そして場面は愛海と彩那に変わる。プルルルルプルルルル「はい、黒瀬です。……えっ、愛海と一緒ですけど秋月先生どうされたのですか? はい…………本当ですか!? はい、愛海にも伝えておきます。はい、それでは失礼します」トントン、トントン「愛海、起きて」「んん? 彩那どうしたの?」「あのね愛海去年行けなかった修学旅行今年あるって!!」「そうなの…………えっ、嘘!?」「嘘じゃないよ!! だってさっき秋月先生から電話があったもん」「去年インフルで学級閉鎖があって行けなかったから正直嬉しい」もうすぐ彩那が十七歳の誕生日だったから……「そういえば彩那日付って聞い、た?」「十月二五日から五泊六日だって」てことは彩那の誕生日と重なる。誕生日プレゼントはサプライズで渡したいけど、せっかくなら一緒に選びたい「ねえ彩那修学旅行でさ、誕生日プレゼント買おうと思うんだけど一緒に選んでくれない?」「…………え、えええいっ、良いの!?」「私が買いたいから言ったんだけど……せっかくなら忘れられないような思い出作りたいでしょ……付き合ったんだし余計にさ」「バイト代下ろしてくるから待ってて愛海」「下ろさなくていいよ。私が買いたいから」彩那がお金を下ろそうとするので、全力で止めた十分後「ほんとに私が彩那にあげたいの!! 今まで私がどれだけ我慢したと思ってるの……こんなふうに喧嘩出来るだけでも……嬉しいんだから……」「ちょっと愛海泣かないで……分かったから泣き止んで」「うん」「私は帰って修学旅行の準備をしてくるから……一旦帰るね」「家まで送るよ彩那」「……それじゃあお願いしよっかな」その後私は彩那を送った後にお金を下ろした。彩那が帰ってから咲美から『灯凪の家に泊まることになったから明日帰るよ~』とLINEが来た。翌朝「お姉ちゃ~んんんたっだいま~!!」
last updateÚltima actualización : 2026-08-31
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第八話謎の親衛隊
第八話謎の親衛隊私は彩那と修学旅行へ行けることへの楽しみに学校に全速力で向かった。十八分後「はぁ、はぁギリギリ教室に間に合った」彩那がいない……委員会の仕事かな?咲美が灯凪(ひな)ちゃんとの時間を割いてまで修学旅行の伝えにきてくれたから間に合ったわけで……というか私がLINE見てたら咲美が灯凪ちゃんと一緒にいられたよね「あの先生トイレに行ってもいいですか?」「行っておいで、走るとしても誰もいないのを確認してからにしてね。」私は許可をもらったので立ち上がった。実際のところはそこまでトイレに行きたいわけではなく、咲美に『私のこと気にせず灯凪ちゃんと過ごしていいからね咲美あと教えてくれてありがとう』と連絡するためというのもある。……こういうのは本当はやったらいけないんだろうけど「戻って先生に謝ろう」私が廊下を歩いていると背後から「彩那様と本当に付き合ったの白本さん!!」「どこでその情報を聞いたの橘さん!?」「いつも通り散歩してたらたまたま……そうたまたま見ちゃったの!!」「それいうのって大体スト……」「大丈夫ストーカーじゃなく親衛隊だから!!」……えっ? 親衛隊ってなに? というか橘さん彩那様って言ってたんだけど「……!! 彩那様と釣り合うかどうか修学旅行で試させてもらうから覚悟してて白本さん」嵐のような人だったな。前に話した時はもう少し物腰柔らかかったんだけど「もう心配したんだよ愛海!! 連絡しても既読つかないから……何かあったんじゃって」「泣かないでよ彩那次からなるべく早く既読つけるから。それと……ちゃんと既読つけられるよう早起きするから」「ありがと愛海……さっき穂乃夏(ほのか)ちゃんと何話してたの?」どうしよう、彩那に言っていい内容じゃないよね「橘さんも修学旅行一緒に周りたいって」そういうことにしておこう、ごめんなさい橘さん「な~んだ、それなら私に言ってくれればいいのに穂乃夏ちゃん。聞いてよ愛海最近穂乃夏ちゃんと偶然会うんだけど……どうしてか逃げちゃうんだ。私って嫌われてるよね、愛海は私のこと好きだよね!!」「わっ、私が彩那のことを好きなのは当たり前じゃん……頑張って言ったけどやっぱり恥ずかしい」「おーい二人とも早く来てくれないと決めれないぞ~!!(二人ってそういう関係だったんだ。生徒同士の百合……尊いな
last updateÚltima actualización : 2026-08-31
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第九話相応しい色に
第九話相応しい色にどうやら修学旅行中彩那に釣り合うかどうかを彩那の親衛隊の人たちに私は試させるようだ、特に橘さんに。彩那と釣り合うかどうかなんて私が一番分かってる。釣り合う訳がないんだよ私が。……っと弱気になるのはダメだ。彩那に釣り合わないんだったら釣り合うようになるって決めたでしょ!!私は彩那の恋人なんだから。そして修学旅行先が決まった。私は帰宅中、彩那に場所の説明をした。少しでも知っていた方が楽しめると思ったからだ。「今回の場所は観光名所として有名であり学業・恋愛などに通ずる神様が祀られている神社が存在する商店街『初芽野商店街(はつがのしょうてんがい)』名前の由来としては様々な"初めて"を経験し才能の種を植えそして発芽させることの出来るような街にしたいからだって……私は結構良いと思うけど彩那はどう?」「良いとは思うけど……あのさ愛海聞きたいんだけど」「どうしたの?」「どうして穂乃果(ほのか)ちゃんが電柱に隠れて私たちを見てるの?」「どっ、どうしてだろうねぇ……ワタシニハワカラナイナ」「急にカタコトになるなんて……何か隠してない? もしかして学校で穂乃果ちゃんと話してたことと関係あったりする?」彩那には隠してもバレるだろうし「うん、あるよ」私は橘さんに言われたことを『橘さん、彩那に話して本当にごめんなさい』心の中でそう思いながら彩那に話した。彩那は橘さんを全力で呼んだ。橘さんはその呼び声に応えるように走った。「ぐっ、偶然だね彩那ちゃん」「愛海から聞いたけど、愛海が私と釣り合わないってそう言ったって……あのね、愛海が釣り合ってないんじゃなくて、私が愛海に釣り合わないの!! 試す気なんでしょ、だったら一緒に考えてよ私がどうやったら愛海に釣り合うか!! 今でも愛海が恋人ってだけでも嬉しいんだけど…………」彩那が私に釣り合ってないってそんなわけないのに……お互いが相手に釣り合ってないって思ってるこの状況はどうにかしないと「あの橘さん、私からもお願い出来ませんか? 橘さんたちにとっても良いと思うけど」「彩那様がそういうなら……白本さん、あなたには厳しめにするから覚悟しててよ!!」「ねえ穂乃果ちゃんせっかくならこのまま一緒に帰らない? そうすれば今から見ることが出来るでしょ」「彩那様の提案ありがたいですが、私だけとい
last updateÚltima actualización : 2026-08-31
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第十話胸騒ぎ
第十話胸騒ぎ橘さんたちに修学旅行で"彩那は私の恋人"であることを示さなければならないのに、自信がない。彩那は顔を赤らめた後、ハグをして「愛海が何をしようとしてるのか予想はつくから言うけど、どんなことがあっても私は愛海のことがずっと好きで恋人も愛海しかありえないから安心してね」行動と言動で私を安心させてくれた。そんな簡単に安心出来てしまう内心『私ってチョロ過ぎるなぁ』と思ってしまった。彩那に私は正直に話した。帰宅後彩那とどうしたら示せるかの内容を含め修学旅行のことを電話で話し合いながら準備をした。修学旅行当日バスで隣になったのは、同じクラスだけど全く話したことのない宮野賢人(みやのけんと)くんだ。ちなみに班別活動で同じ班だ。どうしよう男の子と何を話せば良いのか分からない。話さないと空気が悪くなっちゃうよね。「うぅ、彩那助けてぇ」漏れた私の言葉を聞いた宮野くんが話しかけてきた。「そういえば白本さんって黒瀬さんと仲良いよね」「宮野くんにも、そう見える?」「見えるよ。……なあ穂乃果もそう思うだろ?」宮野くんは後ろの席にいる橘さんに話しかけた。「えっ、わっ、私!? そりゃあ見えるよ、羨ましいぐらいにね」突然話しかけられた橘さんは焦って答えていた。橘さんのことを知ろうともせず、認めてもらおうとばかり考えてた。まずは相手を知らなきゃいけないのに。そう思った私は宮野くんに橘さんのことを聞いた。教えてもらったのは*橘さんはこうと決めたらなかなか曲げないこと。*負けず嫌いであること。*負けを認める時無意識に左目を二回閉じていること。*橘さんと宮野くんが幼馴染であること。その後も橘さんの話をしている宮野くんを見た橘さんは『もう……賢人のやつ』と呆れていた。最終的に宮野くんの話に橘さんが割って入り、班別活動で何を買うかの話になっていた。橘さんは"何事にも恐れず挑戦し決して諦めない彩那"に憧れたと宮野くんに言っていた。その言葉を聞いて私は嬉しく思ったのと同時に、怖くなった。ありえないことぐらい分かっている、だけどもし橘さんのことを彩那が好きになったらって考えたらやっぱり怖い。一日目の目的地である初芽野商店街(はつがのしょうてんがい)に着いた。すぐさま彩那に話しかけた。「彩那、この後二人で回ろう、お願い」「……愛海、う
last updateÚltima actualización : 2026-08-31
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