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第1329話

Auteur: かおる
翔太の話から、星と雅臣は一連の経緯を知った。星はますます仁志が不憫でならなかった。

雅臣も、聞き終えると黙り込む。どれだけ仁志が気に食わなくても――今回ばかりは、彼の払った代償と犠牲があまりにも大きいと認めざるを得なかった。

翔太は話しながらずっと泣いていて、最後にはおずおずと尋ねた。

「ママ、仁志さんが目を覚ましたって聞いた。僕、会いに行ってもいい?」

星はそっと頷いた。

「あと数日待ってね。仁志がもう少し回復したら、ママが連れて行ってあげる」それから続けて言う。「翔太、パパと話したいことがあるの。先に休んでて」

翔太は素直に部屋を出ていった。

翔太がいなくなると、星が口を開いた。

「雅臣、最近……航平と連絡は取ってる?」

「取ろうとはした。でも、まだ繋がらない。Z国に帰ったのかもしれない」

星は眉を寄せた。

雅臣は彼女の表情を見つめる。

「星……昔、航平と面識があったのか?」

星はすぐに気配を察する。

「……まさか。あの人、昔から私のこと知ってたの?」

雅臣は少し考えてから、隠さずに当時のことを話した。

星はすぐ思い出す。

「……あの人だったのね」
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