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第1362話

Author: かおる
輝は傲慢だが、頭が空っぽではない。その一言に含まれた意味を、瞬時に嗅ぎ取った。

仁志を睨み、歯ぎしりする。

「……前の件、やったのはお前か?」

仁志は横目で一瞥する。

「言ったはずです。恨みがあるなら僕に来てください。星野さんに手を出すのはやめて」

声は丁寧だが、刃のように冷たい。

「女性をいたぶって、楽しいですか?」

あまりのあっさりした自白に、輝は一瞬言葉を失う。だがすぐ、鼻で笑った。

「お前でも星でも変わらないだろう。星は自分の手を汚したくないから、お前に指示しているんだろ」

低い笑いが洩れる。

「誰がやったにせよ、全部、あいつが原因だ」

目を細めて続ける。

「お前だって、星のために俺を潰したんだろ。なら、俺が星を狙うのは間違ってない」

さらに、ねっとりと。

「それに……」

仁志の目を射抜くように見据え、一語ずつ刻んだ。

「お前、必死に恨みを自分に引き受けたがってる。誰かが星を傷つけるのを、死ぬほど怖がってる」

口角が歪む。

「確信したよ。星に復讐するのが正解だって。お前が一番恐れているのは、星が傷つくことだろ?」

仁志の瞳が、ゆっくりと氷点
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