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第488話

Author: かおる
輝はこれ以上兄と口論したくはなかった。

「俺に説教してる暇があるなら、あの女がどんな人間なのか探ってみろよ。

本当にじいちゃんに近づこうとしてるのかどうか、確かめるべきだ」

誠一は肩をすくめ、それ以上は茶化さなかった。

舞台裏。

星のもとに、葛西先生から電話が入った。

「星、今日は古い友人たちが大勢来てな、こちらは手が回らん。

お前のところには顔を出せそうにない。

事前に決めたプログラム通りに演奏を進めてくれ。

終わったら改めて、お前をあの連中に紹介してやろう」

受話器越しにも、賑やかなざわめきが聞こえてくる。

「はい。

葛西先生はご自分のことをなさってください。

こちらは私がきちんと進めます」

電話を切ると、星は時間を確認し、指示を出した。

「先輩、まずはあなたの独奏で幕を開けて」

奏は名の知れた演奏家だ。

観客の老人たちが彼を知らなくても、彼をトップに据えることで、この慰問演奏への誠意を示すことができる。

だが、奏は即答せず、何かを思い詰めたように遠くを見つめていた。

このところ、彼の様子はどこかおかしい。

練習中にさえミスを連発する――かつ
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ワタナベ イネコ
奏ー! 星のざまぁの場面になりそうなのに おたついて 仕出かさないでね... 招待されて来た人たちが 思ってる方たちと違うし 心配なのだから
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