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第 1070 話

작가: 水原信
ヤマは怒りと悲しみでいななくような声を上げた。

彼の心には深い痛みが渦巻いていた。奴隷収容所には数え切れないほどの人々がいたにもかかわらず、最後には何の進展もなかった。そして、イ族には豊富な薬材があるというのに……

――どうして姉だけが救えなかったのか?

結局のところ、彼の姉が清墨を愛していたからだろう?姉が清墨に何らかの影響を与えるのを恐れたからではないのか?

ヤマは胸を押さえながら、声を振り絞った。

「あんたたちには人を救う力があった!実験の数だって、成果だってたくさんあった!なのに、どうして姉ちゃんだけを見殺しにしたんだ!」

ヤマが何か無謀な行動に出るのではないかと、清墨は即
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